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※本記事の内容は、2023年1月10日時点のものです。(なんと…ChatGPT 3.5 プロトタイプver時)
より仕事でチャットAIを活用したいかたは
こちらも参考になさってください。
コピーライティングは、商品やサービスの販売、ブランディング、コンテンツマーケティング、SEOなど様々な領域で重要なスキルとされています。
目的やターゲットに合った文章を構成することが重要ですが、実際にどう書けば効果的なのか分からないことがあるかもしれません。
多くのことには「守・破・離」という考え方が適応できます。
まずは基礎やスタンダードを知り、それに従って実践することから始め、徐々にアレンジし、オリジナリティを出すことが大切です。
今回は、商品やサービスのコピーライティングにおける「守」と「破」をChat GPTを使って自動生成する方法を紹介します。
Chat GPTってなんだろうという方はこちらの記事をご参考になさってください。
「守」を知る
「守」とは型です。考え抜かれたフレームワークがそのうちの1つ当たると言えます。今回は16個のコピーライティングに活用できる型を使って、自動生成していきます。
コピーライティングに活用できる16の型
16通りの切り口でコピーライティングを考えるのは、とても大変そうですね。ただ、ChatGPTをつかった手順はとてもかんたんです。
サービス・商品の企画資料、LPやPR TIMESの情報から適当に文字をテンプレにコピペ
ChatGPTに入力
テンプレを使ってアレンジ、ファインチューニング(お気に入りを微調整:守破離の「破」)
「守」:スタンダードに組んでもらう
それでは先程のフレームワークをまずはChatGPTにインプットしましょう。
実はチャットの冒頭で
と書いております。これは「魔法の言葉」でChatGPTにスキルや特性を付与する技です。詳しく知りたいかたはこちらの記事をご確認ください。
さぁ、あとはサービスや商品の情報を自作テンプレに従って入力して、待つだけです。
今回コピーライティングを作るサービスは….
友人が経営しているLINEでレッスンや相談が完結する英語のパーソナルトレーニングサービスの「90Englsih」です。
友人が経営しているので、
何かあっても怒られないのではないかというよこしまな気持ちで選定しました。
(ChatGPTにLPの情報入力して遊んでいいかだけは聞いておきました。)
素敵なサービスなんですが、このサービスを選んで後悔しました。
なぜこの非常に長いサービスの説明にとどまらず、
今回特別にコラボ企画の「オンライン留学プラン」を
やっているということで….
それまでモリモリに入れ込む必要があったからです。
そう言ってられないので、いざゆかん!
さぁ、どうなる!!
一切情報を精査せずに提供し、かつ文字数を厳し目にしてしまったので
ChatGPTさんがアウトプットの文字数制限を緩和してほしいといってきました。こちらこそ、すいません。
※出力される文字数が多いのでテーブル形式にはなりませんでした。
ChatGPTに従い、文字数は最悪厳密に守らなくてもよいことにして続けました。
このように各フレームワークにそってどんどん考えてくれます。
なんだかんだで、
制限文字数の200文字付近でアウトプット出してくれるChatGPT。
すごい。
個人的にはAIDAとUSPフレームワークを使ったコ
ピーライティングがスキでした。
ただやはり物足りなさやぎこちなさがあります。
体験設計を本業にしている私の視点では、
「90English」を見たときLINEという普段使っているメッセンジャーの導線にこのオンラインスクールがつなぎこまれている体験が非常に効果的だと思ってます。
もったいないのでここからは、
冒頭で触れた守破離の「破」:アレンジ をおこなっていきます。
その解説の前に最終アウトプットをお見せします!
テンプレを使って最初から完成まで所要時間約20分で2案アレンジまで終えました。
「破」:アレンジ
さて、ここからが本番。
アレンジするときに大切なことは以下の3つです。
リアクションする。褒める。
反映したい要件を端的に伝える
リスペクトを持つ
「この書き手は何を言っているんだ?」と思った人もいるかもしれません。
これは私のあくまでも一個人の経験として語ることになるが、ChatGPTに対してはまるで人間のように心をもって接する方がアウトプットがよくなる気がしている。
ChatGPTは語弊を恐れずに超大雑把にいうと次にくるであろう文字や言葉の連鎖を作っています(もちろん文脈レベルで変わっていきますが)。
つまり学習されたデータがどうなっているのか考えると…..
褒められたあとにもっと良いアイデアが出てきたり、研究論文や記事、Blogで書き方は違えど「あともう少し良くなりそう」というニュアンスの後にいいアイデアが書かれていることが多い気がしています。
そういった傾向を利用したいということです。
つまり正のフィードバックを与えていいところを伸ばし、
それとは対照的に改善点を認識しやすくなるとう仮説です。
よし、実際にやっていきましょう。
あとは自分なりに褒めて、
要件をブラッシュアップしてアレンジしていきましょう。
褒めたあとに”まだまだ君ならいけるよ!!”という勢いで接することで、ラストワンマイルのクオリティーアップにつなげます。
実際のところあともうちょっとを数回繰り返しています。
また、「そういえばあなたは広告業界のコピーライターの経験もありましたね。」これもめっちゃ重要です。
ここからは人の心を引くような言葉言い回しにしていきたいので、期待する専門性を変化させたわけです。これについてはこちらの記事で詳しく説明しております。
さて、ここからAIDAのパターンに絞って複数の改善案を出してもらいます。
最後のコピーライティングは、
だいぶリズムやエモさがはいってきましたね。
つぎはUSPの型に絞って複数の改善案を出してもらいま
最後は人の手で
いいところ取りしたい、語尾をなおしたいなど少し気になる部分があると思います。もちろんChatGPTにお願いすることもできますが、この量のテキストであればこの後は自分の力でまとめたほうが早いです笑
ほぼコピペで入れ替えたり、
ちょっと入れたい言葉を追加してみました。
いかがでしたでしょうか。
この2案を作り出すまでにかかった時間は約20分ほどでした。
今回の例は、サービスの説明だけではなくコラボプランである特別企画の紹介も入れ込んでいるので難易度が少し高かったようです。
テンプレート
イントロダクション
情報インプット
参照元
アレンジ例
修正後のアレンジ
ケーススタディでは紹介しませんでした、自分が途中で手直したした文章をインプットして、さらに改善してもらうこともできます。
なにより、観点を与えて改善案を自主的に出してもらうことが大切です。
まとめ
これまでのことをまとめると….
a.適切なスキルやキャラを設定する
b.フレームワークを利用する/作ってもらう
c.良いことも含めてフィードバックしてあげる
d.改善点を自主的にみつけてもらう
e.粘り強くなんどもフィードバックに耐えぬいて、良いアウトプットをだしてもらう
ここで重要なのは、”フレームワーク”(b)には
"構成要素および、あるワークフローやアプローチで
それらの情報をどのように分解・統合するのか"が
すでに定められている。
つまるところ、フレームワークがない場合は上記と同じ過程を踏めばよい。
そう!要素分解、手順の定義、再構築である。
留意点
・ChatGPTの出力文字数は制限があります。途中で切れたときは、「なるほど!続きを教えてください」、「〜から教えてください」、「…go on」を使ってみてください。
・条件を一度にインプットするとすべて考慮できないことがあるので、条件が多いときは抽象的なことから具体的なことに分けて、順をおってお願いしてください。
もうすでにお気づきかとおもいますが、もうあなたはコピーライティングに限らず有名なフレームワークのこのテンプレを参考に修正することで使いこなすことができます。
それでは良いChat GPT Lifeを!
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