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作品かそうじゃないか

学生の時に彫刻家の講義を受ける機会があり
その時にあった1つの問いかけが今でもふと頭にうかび、思考の時間を与えてくれる

その問いかけが

「作品はどこから作品なのか」

というものだ

◯ある村で動物の置物を作っていた男がいた
その置物は家の中から出されることなく、人がみることはない、その男も作品だと思っていない

◯ある男が絵画を作り、家の外壁に飾った いい作品ができたと思い しかし山奥に家があり誰もその絵画はみることはない

◯形がかっこいいなと思った石があり、拾ってきた 他のたくさんの人もかっこいいと言った

果たしてこの3つの話しのなかに作品はあるだろうか

という内容だった
昔聞いた話しなため細部まで合っている保証はないがだいたいこんなニュアンスであった

作品の定義に関する話である


極論、人によって作品の定義は異なっていても良いと思う

自分自身の中に作品がどういうものなのかもってることが大切である

またそのもってるものは年とともに変化していってもよい

わたしは作品を介した鑑賞者との関わりが好きなため、作品は人に見てもらって価値が変化すると思っている

人に見られない作品は作品ではあるが、旨みを味わってない段階だと感じる

ものづくりに関するこのような考え方は人によって異なる

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