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1,メンバー募集サイトの使い方で気をつけた事
僕が再びバンド活動をやり出したのは完全に偶然だった。
今は音楽で仕事が出来ているのでバンド活動をする理由は無かったけれど
色んな人との出会いの機会を失ってしまっていると感じ
このままではいけないと思っていた。
1.メンバー募集サイトで…
OURSOUNDSというメンバー募集サイトがある。
そこでの募集記事の更新をどんな状況だろうとずっと辞めなかったのがバンドに加入出来た大きな理由だと思う。
自分のYoutubeで作ったポートフォリオ的な作品を常に更新して、
色んな人の目に触れるようにしていくのが僕に出来る唯一の宣伝だった。
するとバンド以外でも意外な出会いもあったりするので
バンドを組んだ今でも一応記事の更新は続けている。
2.募集サイトで気をつけた事
メンバー募集サイトは変な人も多いから気をつける事も多い。
僕が気をつけた事は
・妥協しない
・最初の文章で人柄を見極める
・技術じゃなくセンスで見る
この3点だった。
・妥協しない
この点に関してはとても重要で
条件など諸々含めて自分が納得いくようなメンバーを見つける&誘われるまでは下手に動かないようにしていた。
中途半端に妥協した状態で人と会うのはお互いにとって良くない上に結果として時間の無駄になってしまうこともある。
なのでなるべく僕はその当時自分の力を注げる場所をなるべくしっかりと見極めて動くようにしていたし
今もそうしようと思っている。
結果バンド活動自体は上手くいかなかった事も多いけど
そこで今もYoutubeを一緒にやるような仲間に出会えたり、アイコンを描いてくれる先輩に会えたり、新しい技術を身に付けたり出来たので
やはり行動していて良かったなと感じる。
・最初の文章で人柄を見極める
とてもありがたい事に自分のポートフォリオ(作品群)をしっかり載せていると
メンバー募集サイトからわりと頻繁にお声がけ頂く。
そしてその中には最初の文章で自分的にすぐに見切りをつけてしまう人もいる。
タメ口だったり、
具体的な目標がない(自分と一緒に大きくなりませんか?とか)、
募集記事の内容を読んでくれていない(活動方針や休日など)、
ポートフォリオがない(オリジナルなら特に)
僕も人の事をとやかく言えるほどコミュ力は高く無いのだけど
総じて相手の欲しがる情報を優先して伝えられないコミニュケーション能力の不足を感じる人とはバンドを組むのが厳しいと感じている。
フレンドリーな文章でも嫌味を感じさせない人もいるし、
しっかりと書いてくれていても堅っ苦しく業務っぽく書かれているのもコピペっぽくて厳しい。
ちなみに僕も自分から送ったのはわりとダメな事が多いのでぶっちゃけ向いてないと思う(コミュ力…)
ただ今回組んだバンドはほぼ同時にDMをお互いに送り合っていたのでとてもタイミングが良かった。
・技術じゃなくセンスで見る
僕はオリジナルのバンドを組んでちゃんとやりたいという思いが強かったので
曲を聞かせて頂いてセンスが一番良いなと思う人と組ませて頂く事にした。
この時に現在進行形での技術はあまり考慮に入れなかった。(結果としてみんな上手かったからラッキー✌️)
何故なら最低限の基礎的な技術さえあれば
バンド活動にはそこまで高い技術は必要ないと考えているから。
色んな音楽の仕事をやってみて分かった事がある。
音楽の仕事はいくつかの業種に分けられて、
・技術職…サポートミュージシャン、スタジオミュージシャン、エンジニア、リペアマン、製造系、カメラマン、動画編集者など
必要スキル↓
技術=💯 コミュ力=○ 独自性=○ 人気=○
・アーティスト職…バンドマン、シンガーソングライター、歌い手、Youtuberなど
必要スキル↓
技術=○ コミュ力=○ 独自性=◎ 人気=💯
・教育職…レッスン講師、専門学校講師
必要スキル↓
技術=◎ コミュ力=💯 独自性=○ 人気=○
・販売職…店頭販売員、営業マンなど
必要スキル↓
技術=△ コミュ力=💯 独自性=△ 人気=△
大体こんなイメージ。
この中で高い演奏技術が求められるのは
「技術職」と「教育職」の2つだと思う。
「アーティスト職」に必要なのはどちらかというと人気であり、演奏技術ではない。
自分の表現を多くの人に共感を与えて価値に変えることが「アーティスト職」の仕事であり、技術はそれを表現するためのツールにしか過ぎない。
ここを混同すると上手い=偉いになってしまい、勘違いして売れないバンドマンが続出する事態になってしまうのだと予想している。
上手い=偉いならメタルとかそっちのジャンルが世界一聴かれている音楽になっているはずだけど
多分そうなっていないのでそういう事だと思う。
つまり加入するバンドを探す時は技術じゃなくて
曲のセンスが良いと思えたか、これからもその曲を演奏したいと思えたかが大事になると思っている。
・結論:バンドメンバー集めは根気
僕自身もまさかまたバンドを始められると思ってなかったし、
良いメンバーに出会えるとは思っていなかった。
ただそこに行くまでに毎日のようにメンバー募集サイトをチェックして、
それを数年繰り返してようやく見つかったメンバーだったりする。
それでも自分が完全に納得して入ったバンドなので、
ぜひ今のバンドを盛り上げるのに尽力していきたい。
僕はバンドをやっていなかったのでメンバー募集サイトを中心に探したが、
もし既にバンドをやっている人やライブに遊びに行く機会が多い人は現場でたくさんの出会いがあると思う。
結局は人対人なので、実際に話して仲良くなれる人と一緒にバンドをやるのが一番良いと思う。
そのために現場に顔を出す価値は十分にあるんじゃないかな。
もし友達のバンドにライブを誘ってもらうことがあれば、なるべく顔を出してみるのをおすすめする。
ライブの時間じゃなく、終わった後の打ち上げが本番になるので
そこで色んな人と話すのが良いだろう。
僕もバンドが始まったら頑張れるようにしたい。