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【800字エッセイ】感謝を忘れてはならない

あたくし、おじおばさんは約半年間、休職をしていた。原因などの詳細は語らないが、会社というところに勤めてはじめて、こんなに長い休みをとったのは初めてだった。

休職期間中に何を考えていたのか。そりゃ色々なことを考えていたが、繰り返し頭に浮かんできたのは感謝の気持ちであった。

周囲の環境への感謝、同僚への感謝、友人への感謝、親族への感謝、社会への感謝、日本への感謝、生かされていることへの感謝…あげればキリがないほどの感謝を感じることができた。

あたくしは運がいいと思って生きている。

これは休職する前からも思っていたことだけれど、休職して改めてそう感じた。

あたくしは運がいい。

だからこそ感謝を忘れずに生きていこうと改めて感じている今日この頃である。
感謝は直接的に伝えることだけが感謝ではない。誰か、何かを思い浮かべて「ありがとう」と思うことも感謝のひとつだと思う。
寺社仏閣に詣でて神仏に願い事をするのではなく感謝の気持ちを伝えることも方法のひとつだし、普段使っているマグカップや茶碗を大切にすることやシャワーから出るお湯に対してありがたく思うこともまた感謝である。

古来、日本人はこの感謝が軸となり国を体してきたと思っている。おもてなし文化も感謝の裏返しだろう。(最近の何でもかんでもおもてなしという、とってつけたような押し付けがましさは好きではないが…)
それ故に宗教観も柔軟的であり、アミニズムが、多神教が残っている数少ない国なのだと考えている。

休職期間に感じた感謝をしっかり還元して行くぞと、この2月から復職した。
1週間勤務したところで体調を崩してまた休んでいる。知恵熱とも言うべきか。情けない。

何はともあれ心身の健康は基本。
まずはしっかり整えて、フルスロットルでブンブンいわせてやろうと思っている。

大好きな人達、大好きな職場、覚悟してお待ちくだされ。あたくしがもう少しで戻りますわよ。

本当にありがとう。感謝申し上げます。

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