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chickii
【800字エッセイ】アートな表現とは?
あたくし、オジおばさんは美術館巡りが趣味のひとつだ。そんなオジおばさんがアートを語ってみようと思う。
アート=芸術なので、本来なら音楽を含めた全ての芸術的なものを語らなくてはならない。日本語とは便利なもので、区別をするためにこれらを「総合芸術」という言葉で表現する。
これから語るアートは、いわゆる「美術的なもの」と理解していただきたい。
アートな表現とは、自分の内なるイメージや思考をモノを通して「自由」に表現することだと思っている。写実的な絵画もその人物の目からインプットされ、脳でイメージ化されたモノが描かれているのでアートなのだと理解している。
写真がアートなのか、芸術なのかという論争があるが、フィルターを通して露出やらピントやらを自分の脳を通してイメージ化されたモノがプリントされていると考えれば、アートなのだと整理できるかもしれない。
脳でイメージ化されたモノ=心とも解釈できる気もする。心が反映されたモノに人々は感動する。迫力とはまさにこれだと思う。
オジおばさんがアートと対極にあると考えているのかデザインだ。
デザインには「工業的であり実用性」を求められる。アートとプロセスや思考は似ているが、この部分の違いで全くの別物になるのだろう。
例えばデザインは、「商品が売れるためのデザイン」だったり「量産できるためのデザイン」といったように、ある種の制約が表現を縛る。それが面白いところでもあると思うが、オジおばさんはアーティスティックが含まれている方を好んでしまう。
これはオジおばさんが、インテリアデザインを勉強した時に、あたくしはデザイナーではなく芸術家タイプなんだと実感したことからの考察である。