先が見えない、変化が激しい時代の固定費を上げない主体的キャリア選択のススメ
今の時代は個人の趣味、価値観が多様化している
色んな人の生活の様子が見えるようになってきています。SNSを見続けていると他の人と自分を比較してしまい、以前は知らないで済んでいた、こんな生き方や暮らし方、人生があるということがSNSによって可視化されるようになりました。
私も日々SNSをやる中でこんなユニークな生き方をしている人がいるのかと驚くことが多々あります。
またAKB48を例にあげますが、みんなが同じ1人のアイドルを好きだという時代ではないことも個人の趣味、価値観の多様化を示していると思います。
48タイプのアイドルがいて、その中で自分の趣味に合うアイドルを応援していく。これは以前テレビの全盛期は、一斉を風靡した1人のアイドルがいた時代と大きく異なります。
これにはやはりTwitter,YoutubeなどのSNSや動画メディアを通じて、個人が発信できる時代になったこと。それに伴い、自分の趣味嗜好にあったものを選択できるようになったことが大きいです。
では今の時代に幸せなキャリア選択とは何か?
このような趣味や価値観が多様化してきている時代において、人生の長い時間を占めることになる働くをどのようにデザインするとよいのでしょうか?
まず幸福度を下げないためにも、みんなが幸せだと思ってくれそうな人生を生きないということです。私が尊敬しているAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏の「人生の時間は限られている。他人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。」という言葉にそれが現れています。
「少しでも偏差値の高い大学にいく」
「親も喜んでくれてみんなが知っている社会的なステータスのある会社に入る」
「自分の好きと得意を無視して収入が安定してそうな会社に入る。公務員になる」
自分でそれを主体的に選べている(仮に選択肢を消去法で選んでいたとしても、自分で選んでいる前提があれば、それは主体的な選択だと思います)のであればいいですが、人から見た幸せを生きることは決して自分自身を幸せにしてくれません。
また他人と自分を比較し続けていても、常に誰かとの比較になるため、心の平穏はありません。あなたはあなたでしかないのだから、過去の自分を常に超え続けるという意識、常に過去の自分と比較した時に、自分を超え続ける感覚を楽しめると幸福度が増すと思います。真のアーティストは常に創作活動をやめない。常に自分のこれまでの作品を超え続けるものを世に出すのと同じなのかもしれません。
自分で決めたこと、自分の意思を大事にしたキャリア選択は幸福度を高めてくれるという調査結果もあります。何の仕事をするか?選ぶ際には、自分が得意(Can)で、好き(Will)で、他の人からもお金を払ってでもお願いしたいもの(Want)を仕事にすると幸せになれるでしょう。
どうやって自分のWill(好き),Can(得意),Want(他の人から求められる)を発見するのか?
とはいえ目先のお金もないと家族も養えないし、自分に向いていることなんてわからない。自分が得意(Can)で、好き(Will)で、他の人からもお金を払ってでもお願いしたいもの(Want)を仕事にするなんて、理想論だろうというツッコミがあると思うので、もう少し現実に目を向けた話をここからはしていきたいと思います。
自分のやりたい、できる、求められるということを見つけるのは実は簡単なことではありません。だから最初のうちは、全部とにかく本気でやってみて、ダメだなと思ったものはやめるのが望ましいと個人的には思っています。
自分の本気で取り組んできたことを振り返ってみて、バスケット、囲碁、プログラマー、営業、事務作業全部やってみた結果、やはり得意、不得意を見極めることができました。
不得意:バスケット、プログラマー、事務作業
得意:囲碁、営業
という結果を得ました。その結果、自分は不得意なことの方が多い人間であり、得意と不得意の差が激しいことに嫌というほど気づかされました(弱み、不得意を突きつけられるのはなかなか大変なものです)。やってみたからわかったことです。それを元に自分のWill,Can,Wantを広げることを意識してきました。
やってもいない時に、Canはなに?Wantはなに?とか言ってもあまり意味がないので、そこは考えずにまずやるのも一策かもしれません。Can,Wantが広がると、Willがはじめて生まれることもあります。
職業経験がない、就活生向けの記事も別に書いているので、興味のある方はこちらもどうぞ。
稼げる仕事は常に変化する時代。固定費を上げないで新しい仕事に飛び込める準備を
目の前のお金にとらわれ過ぎてしまうと、本来経験できた機会を失うことにもなりかねないからです。
変化が激しい、不確実性の高い時代においては、目の前のお金にならない仕事と目の前のお金になる仕事が、目まぐるしく変わるからこそ、自分個人の生活の固定費をあげずに、仕事選びに柔軟性を持たせられるようにキャリアを選んでいくことをおすすめします。
あまりに毎月かかる出費が高くなってしまっていると、目の前のお金にならない仕事に飛び込むことができなくなってしまいます。それは今はいいけれど、将来価値を失う仕事しかできない状態を生み出しかねません。
それはiPhoneが出る前には、スマホアプリ開発の仕事はなかったこと。Youtubeがある前には、ユーチューバーなどの仕事はなかったことを考えるとわかります。また逆に昔から存在する日本の製造業がだんだん元気がなくなってきていることからもわかります。歴史に学べば、今いいものは必ず将来廃れます。変われるようにしておきましょう。
常に新しい機会にとびこめるように自分個人の生活の固定費をあげない。より具体的なことをいえば、柔軟性があるように、家を賃貸の契約にしておく。特に不要なら車をローンで買ったりしない(地方だと必須な場合も多いですが)。人に対して見栄を張るためのお金の使い方をしないなどです。
そうすれば、あなたが何よりも大事にしたい、Will,Can,Wantが重なる取り組みたいことに取り組みながら、変化が激しい、先が読めない時代でも自分が柔軟に次に取り組む仕事を選択できるのではないでしょうか?
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