ビジュアリゼーションの輪郭を探る試み vol.1
「ビジュアリゼーション」と言われて何を思い浮かべるだろうか?
イラスト?図解?グラフ?アイデアスケッチ?
これは人それぞれに思うことは違うはずだと思います。それだけ実は世の中に「ビジュアル化する」ことはいろんなところに溶け込んでいます。だからこそ、その手法や活動から周りが感じ取れることや見えてくることは、現実に現れていて触れられる形のものからしか得ることができず、内包している目的や意味をキャッチしづらい現状があります。
↓清水さんがいろんな手法をリストアップしてくださっています。
また、SNSなどでは特に「現実に現れていて触れられる形のもの」自体が拡散されるので、そのビジュアリゼーションの文脈(表し手の思い、そのバの参加者とのやりとりなどなど…)はシェアされるたびに薄まっていくようにも感じています。
「形」が一人歩きしないように…
私の本業はインダストリアルデザインで、「意味のデザイン」を個人的な研究テーマに活動しています。つまり、「モノゴトの意味を形に表す行為」を行っています。(その過程でビジュアリゼーションの手法をいくつか活用しています)
また、逆に形のあるモノゴトの意味を「開く」ということも行います。それは、みんなが「そうだ!」「そういうものだ!」と思いこんでいるバイアスを外しながら、既存のものの見方を変えていくワークです。そこには、自身の思いや周りとの関係性の中で、新しい意味にリフレーミングしていくことを大切にしています。
冒頭でもあげましたが、ビジュアリゼーション(手書きのイラストからパワポの図やグラフまで)で溢れている現在、このグラデーションのように混じり合っている現状に境界線を引くのではなく、それらをつないでいる実践者やビジュアリゼーションを活用する人のそれぞれの"思い"からそれぞれの"意味"を見いだし、曖昧なビジュアリゼーションの輪郭を探っていけたらなぁと思っています。
↓そんな思いでツイートしたWSのアイデアが実際に動き出しています
清水さん、企画ありがとうございます!
募集はすでに終了していますが、今回の試みをこのnoteでも逐次レポーティングしていこうと思います!(ということでvol.1にしています)