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デザインのはなし

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私のデザイン観みたいなものや、日々のデザイン活動の中で思うことなどなど
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#図解

#意味のデザインの事例を探る研究会 スケッチノートでリフレクション

株式会社ミミクリデザインの運営するWDAの公開研究会に参加しました。 テーマは「意味のデザインを科学する」参加者全員で意味について考え新たな視点を生み出すことを目的とした研究会でした。以前一緒に「意味のデザインとは?」と言う研究会を行なった小田裕和さんのお話です。ご本人による速報レポート↓ 見えているが、誰も見えていないものを見えるようにすること「研究」について、立教大学の中原先生が述べていた言葉だそうです。まず研究会にどんな気持ちで臨んでほしいかの参加者全員で共有をし

分析と発想の抽象と具体

話の"抽象度"の違いや思考の"方向性"で話が噛み合わない…多かれ少なかれ、こんな「あれ?話が噛み合ってないなー」と感じる経験は誰もがあるはずです。それは、専門性や考え方の違い、はたまた勘違いや認識の違いなどなど…原因を探って行こうとするといくらでも挙げられます。 しかし、ある程度の大枠で「今はこの話をしています!」という共通認識を持つことで改善されることも多いと思っています。特に様々な人が集まるワークショプでは、それぞれの領域にとどまらず、この枠の中に(一時的にでも)収まり

デザイナーになって気がついた、絵を描くことの意味

最近、改めて絵を描く意味ってなんだろうと考えるようになりました。 工業高校からデザインを学びに都内の芸術系大学へ進学して、それ以来「絵を描く」という行為は常におこなってきました。 しかし、工業高校から出てきたので、大学入学時は絵などほとんど描けずに「パースってなんですか?」レベルで、描ける絵といえば図面的なアイソメの絵がほとんどでした。それでは、さすがにやってはいけないのでスケッチの本を読みあさり、片っ端から他人のスケッチを真似るところから始めました。おかげで絵を描くこ