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デザインのはなし

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私のデザイン観みたいなものや、日々のデザイン活動の中で思うことなどなど
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#発想

デザインワークにおける「アナロジー」のススメ

私の好きな発想法「アナロジー」についての話をしたいと思います。そもそも、なぜ好きかというと、単純に発想法の中でもダントツにプレイフルなやり方だと感じているからです。自分一人でおこなう時もそうですが、複数人でのアイデア出しなどでは、人によって違う見立てや、「なるほど!そこを引っ張ってきたんだ!」という自分では思いも寄らない発見がもたらされて、個々の発想だけでなく、対話が生まれやすい手法です。 そんな「アナロジー」を、どんなふうに使っているか、少し紹介していきます。 アイデア

チームの発想と解釈を混ぜ合わせる「アイデアマッシュ」な考え方

アイデアはアウトプットではなくプロセス アイデアと言われると、成果物(アウトプット)のイメージを持ちがちですが、どちらかといえば、思考の分岐点や転換点などプロセスの中に目を向けることでアイデアは生まれます。また、そのアイデア自身もプロセスの一部となり、また新たな流れを生み出します。 なので、「アイデアの拡散と収束」という言葉をよく使いますが、実は「プロセスの分岐・転換と統合」と捉えるほうが自然なように感じています。それは、「アイデア=アウトプット」というイメージでいると、

分析と発想の抽象と具体

話の"抽象度"の違いや思考の"方向性"で話が噛み合わない…多かれ少なかれ、こんな「あれ?話が噛み合ってないなー」と感じる経験は誰もがあるはずです。それは、専門性や考え方の違い、はたまた勘違いや認識の違いなどなど…原因を探って行こうとするといくらでも挙げられます。 しかし、ある程度の大枠で「今はこの話をしています!」という共通認識を持つことで改善されることも多いと思っています。特に様々な人が集まるワークショプでは、それぞれの領域にとどまらず、この枠の中に(一時的にでも)収まり

イミ視点とワケ視点

イミ(意味)とワケ(理由)似てるけど違う、この二つの言葉…モノゴトを考えるときには、この違いを意識して自身(や周りに)問いかけないと、無意識のうちに思考が引っ張られているなんてことも起こります。 例えば… 『カレーが辛い理由は?』 そう聞かれたら、あなたなら何と答えますか? 例えば 「スパイスに含まれる...が作用しているから」のように、辛さを感じるメカニズムを思い浮かべる人もいれば、「もともと、暑い地方では...食欲の増進が必要だから」と成り立ちや歴史を紐解く