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前橋ラジオと僕

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2024年7月14日(日)、Tverで『僕らの時代』を視ていると、玄関のベルが鳴った。  兄ちゃんが立っていた。 兄ちゃんと会話を終え、ソファーに座った時、「で?」という発音が聞…
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掌編小説「歌声喫茶」

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掌編小説【今から俺は】

 三千円をポケットに突っ込んで家を出た。  今日、俺は人生をかけた大一番にのぞむ。  こ…

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 平成が終わる日だった。僕は妻と大喧嘩をした。娘二人は妻の見方。手をあげてしまいそうにな…

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【掌編小説】私 の 故 郷 ふ る さ と 、 前 橋

 高 速 の イ ン タ ー チ ェ ン ジ を お り た と こ ろ に お ば あ ち ゃ ん の 家 は あ…

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宮島 未奈「成瀬は天下を取りに行く」を読んで

宮島 未奈「成瀬は天下を取りに行く」 あらすじ(ウィキ参照)はこんな感じです。(㊟エッセイ…

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エッセイ:【北ドイツ・ハンザ同盟都市で学んだ若手音楽家によるアルスタートリオ・ハ…

2024/8/24(土) 8/25(日)に開催される【北ドイツ・ハンザ同盟都市で学んだ若手音楽家によ…

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【掌編小説】まーやとの約束

まーやとの約束 神宮 みかん  リストラされた私はとぼとぼと歩道を歩いていた。このままではいけない、と現実を受け止める為に顔をあげた。  次の瞬間、横切ろうとしている影と黒光りする高級車に気づいた。私は危険を感じて右側の歩道から左側の歩道に石を投げた。高級車はクラクションを鳴らして何もなかったかのように走り去っていった。 これが私とまーやの出会いである。 私はまーやの如何ともしがたい愛らしさを即座に好きになり、まーやを抱き抱えようとした。 でも、まーやは驚いたのであろうか。

掌編小説【バー カラフル】

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 辞書に埋もれた部屋       神宮 みかん  夏目漱石『夢十夜』を精読した。  する…

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掌編小説【まだ死んでないよ】

 まだ死んでないよ 神宮 みかん  モモヤでレモンスカッシュを飲む私の前に座る女の子。鈴…

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