藤井翔太

CM, ドキュメンタリー、映画の撮影監督 American Film Institute Cinematographyコースの24年度の卒業生 株式会社Gurus Film Productionの代表取締役

藤井翔太

CM, ドキュメンタリー、映画の撮影監督 American Film Institute Cinematographyコースの24年度の卒業生 株式会社Gurus Film Productionの代表取締役

最近の記事

  • 固定された記事

ハリウッドへの扉を開く鍵: AFI 留学体験記と映像業界への道しるべ

2021年コロナがまだ落ち着いていない頃、荒木さんという引退されたカメラマンの方が主催する16mmフィルムトライアルルームに参加させていただきました。 フィルム撮影を学びたい一般の方々向けにフィルムの使い方を1から教えてくださるおそらく日本で唯一の貴重な環境を提供してくださっていました。 フィルム撮影のことだけではなく、70年代、80年代の映像業界のお話を伺わせていただいたり、フィルムカメラを購入させていただいたり大変お世話になっていました。 荒木さんから留学の経験を記

    • ASC Vision Mentorship Programの経験

      2023年の9月から2024年の8月まで、The American Society of Cinematographersが主催するメンターシップ制度に参加していました。 ASC Vision Mentorship Programと呼ばれるもので、プロの撮影監督としてのキャリアを追求する人々に向けて、経験豊富なASCメンバーとの個別メンタリングを通して次世代の撮影監督を育成することを目的としています。 ここでは、私のVision Mentorship Programの経験と

      • In Between/ ep2 最初のミーティング

        今回は、監督との最初のミーティングまでに与えられた24時間と、ミーティングの内容について書いていこうと思います。 シネマトグラファーとしてどのように脚本を読むのか、監督とどうコミュニケーションをとるのかについて現在自分が考えている方法をここに残しておきたいと考えています。 Whatsappでリナがキャトリンとのグループを立ち上げてくれた。 すぐに自己紹介のために3分だけズームで話すことを提案する。 圧倒的なパワーを持つ女性だった。 ハリウッドで何十年も活躍してきた自信

        • In Between/ ep1 リナからの電話

          2024年4月、ロサンゼルスで初めての映画撮影にシネマトグラファーとして参加してきました。 2022年から2023年にかけて、ロサンゼルスにある映像の大学院American Film Instituteのシネマトグラファーコースに在学していました。 学生と一緒に作る映画は何度か経験していましたが、今回がプロとして参加する初めてのプロジェクトとなりました。 インデペンデントながら、初ハリウッド映画になります。 私自身の忘備録として、海外で映画制作に興味があるあなたの参考に

        • 固定された記事

        ハリウッドへの扉を開く鍵: AFI 留学体験記と映像業界への道しるべ

          10月18日から始まるハリウッドの裏方15万人のストライキについて

           このままだと来週からアメリカ・カナダで製作されるネットフリックスを含めた映画・ドラマの撮影が止まってしまうようです!  カナダで美術部として働いている友人からこの記事のリンクをシェアされました。 「労働環境改善の交渉が決裂した場合、アメリカ・カナダで映画やドラマ製作をしている裏方15万人のストライキを認める」 という投票で有権者6万人のうち98%が賛成したという内容でした。  すぐに日本の映画・ドラマの現場でアシスタントや監督をしている友人にこの話を聞いたことがある

          10月18日から始まるハリウッドの裏方15万人のストライキについて