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日記|20241013|木村拓哉Live

TAKUYA KIMURA Live Tour 2024
SEE YOU THERE
横浜アリーナ DAY1

先日、キムタクのソロライブに行ってきた。
ずっとSMAPが好きだった。
高校生になりアルバイトしたお金でSMAPのライブに行こうと思っていたら解散した。
だから初めてだ。

少し思い出話にも触れたい。

私にとってのSMAP

生まれた時(1999)にはSMAPは既にテレビに出ていた。
テレビっ子として育った自分にとって、お昼の「笑っていいとも!」に出ている人が、月曜の夜に「SMAP×SMAP」という番組をやっていて、音楽番組にもバラエティにも出ているこの人たちをいつの間にか好きになっていた。

今分かる言葉で言えば、彼らはいわゆるタレントだと思っていた。
母親から「ジャニーズ」という事務所があることを教えられ、いろいろな男性アイドルが属する中にSMAPもいると聞いた時は驚いた。
この人はアイドルだったんだ、と。

テレビが好きで、カメラに興味を持ち、映像の専門学校を出てテレビの仕事をしている。

気づけばSMAPの大ファンだ。
今ではテレビマンとしてなおさら偉大さが分かる。

会場で感じたSMAPファン

「SMAPのファンは治安が良い」
昔からよく聞くそれ、本当で驚いた。
国民的スターを相手に、こんなにもルールを守ったファンたち。誇りに思えた。

会場の周りにはほぼ人がいない。
物販の列は綺麗に並ばれ、購入後、会場周辺にはたまらない。みんな近くのカフェやレストランに行っていた。(だからどこも満席)
業界陣として、こんなにもファンがマナー意識高いことなんてあるんだ、と驚いた。

座席指定といえ、みんな会場付近に集まるのが普通だと思っていた。
しかし、開場前に列ができてきて、その後は開演ギリギリに入ってくる人も多くいた。
ファン同士が信頼しあっている関係が見えた。

でもそれは、SMAPがそうしているんだなと感じた。
ライブの最後、銀テープが飛んだ。
キムタクが、取れなかったファンにも渡して欲しいと言ってくれた。
だから最後に会場の外で自分も銀テープをいただいた。
そんなことあるか!?

これ、SMAP現役時代に、名司会者であり気遣いのできるグループリーダーの中居正広がいたことを考えると、そんなライブを味わってみたかった。

ライブ感想(サプライズ演出)

※以下、ネタバレを含みます

どのアーティストも、全国ツアーをする時
関東圏で行うライブの1日目にカメラを入れることが多い。
(個人的に思うに、映像業界が東京に密集していること、撤収は簡単だが準備に時間がかかるため1日目)
今回まさにそうだった。
となれば、演出にも力が入る。

途中のMC(キムタク)
「Twitter?X?見てたら、またやるんですってね。正月に…」
「今から、さんタクの歌パートの収録をします」
「一人ではありません」

(何の歌か、それは番組内容の公表につながるため控えます)

明石家さんまが出てきた。
30分間喋り倒して、歌の収録に。
ライブ会場で、SMAPいじり、木村家いじりをしてくれた。嬉しかった。

さんまさんが過去にキムタクのライブに行った時、うちわを持参したという。
「拓哉」と書くのも…。といってSMAPメンバーの名前を書くのも違う。
(「SMAP」「中居」「草彅」って言ってくれた!)
だから自分の名前を書いたら大ウケしたという。

Kokiが、ライブの直前に「しゃべくり007」でバラエティデビューした。
さんまさんが、ライブ前日にラジオで、なんで俺の番組でデビューしなかったのか、「今度、木村に会うから聞いてみる」と言った。それがまさかの次の日にライブ会場で!!

ライブ感想

もう、かっこいい。ほんとにかっこいい。
スーパースター。一人でも輝いている。
一人でもメンバーが見える気がする。
51歳に見えない。今でも「SMAP木村拓哉」だった。

「おじゃましまーす!」と言って客席に来た。
ライブ序盤に1度。ライブ終盤に1度。
ヤバかった。
言葉を発してマイクに通るまでの1秒にも満たない間の肉声が聞こえた。生の声は尊い。

ライブ序盤のMC
「自分のライブをここでやらせてもらえると思ってなかった」「テンション爆上がり」「序盤から飛ばしていくよー」

木村拓哉にとっては29年ぶりの横浜アリーナ

SUPER BEAVER 柳沢亮太さん作詞作曲の「ここにいる」で終了した。
SUPER BEAVERも好きだから、この曲を聴くことができてよかった。ライブのラストに、しんみりと終了していった。すごく良かった。

アンコール
「しんみり終わるわけにはいかない!」と出てきた。

アンコール4曲のうち中2曲はSMAP
「ダイナマイト」「KANSHAして」

ファンの年齢層が高い。30〜50代がほとんど。
SMAPと共に育った世代だ。
この2曲ではファンもテンション爆上がり。

ここまでは「アーティスト木村拓哉」のライブだったのに「アイドル木村拓哉」のライブに変わった。

SMAPの2曲を歌ったあと
「久々に歌ったけれど…」なんて言いながら見せた笑顔がライブの中で一番の笑顔だった。
今こうしてSMAPの曲を、SMAPのエースが、SMAPの長男が届けてくれる。ありがとう。
しかしSMAPというワードは発していなかった。

最後の曲は「さすがに俺のライブだから俺の曲で終わらせる」ということで終わった。

そして、一人ではこうしたことができない、そんなことを序盤にも話していた。最後にもその話をした。
SMAPから一人になったけれど、今こうしてステージに立てている。一方でなかなか表舞台に立てなくなった仲間もいる。キムタクのその話は、さらっと発していたが重く受け止めた。

「今日このライブを作り上げた素晴らしいスタッフ、ダンサーに拍手!」
「ここに集まってくれたクルー(ファンのこと)もお互いに拍手!」
すごく素敵な、粋な終わり方だった。
ファンとして、観客として感動した。
そして業界陣として感動した。

やっと会えた。木村拓哉。キムタク。
やっと行けた。SMAPライブ。

いつか全員揃うことを夢見て。

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