新井翔太

NINJAPAN代表取締役社長。 物語として面白く、普遍性と個別性を持った、読者を揺さぶるような、純文学寄りで哲学的で読みやすい、強度が高い小説を目指しています。 甲陽中高→京大総人→京大院人環→外資系投資銀行→外資系運用会社⇒NINJAPAN株式会社

新井翔太

NINJAPAN代表取締役社長。 物語として面白く、普遍性と個別性を持った、読者を揺さぶるような、純文学寄りで哲学的で読みやすい、強度が高い小説を目指しています。 甲陽中高→京大総人→京大院人環→外資系投資銀行→外資系運用会社⇒NINJAPAN株式会社

最近の記事

  • 固定された記事

エセー小説『自己分析』~1日にどれだけの字数書けるかチャレンジ~

   ”われわれの職業の大半は狂言である。そのたずさわる役目が変わるたびに、新たな姿や形をとり、新たな存在に変質するものもある”  モンテーニュは『随想録』で、こう書き残している。『随想録』は『エセ―』という名前でも人口に膾炙している書物だ。  ショウタは首を傾げると、その格言めいた表現に自分なりのバニラエッセンスを一振りかけることにした。というよりもほとんどの骨組みも、いわんとするエッセンスまでも改変してしまっていた。 「僕が選ぼうとしている職業それは小説家である。その大半

    • 【小説紹介①】2019年1月~3月読了分(時系列)

      2019年1月から小説アカウントとしてTwitterを始めました。そこでツイートしたものをまとめていこうと思います。 1月から! ①水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』 ②三田村信行『おとうさんがいっぱい』 ③アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』 1月、2月は特に、読んだ本を全部ツイートしていたわけではなかったので、漏れがありそうです・・・ すぐ忘れてしまうので、読書メモをつけるの大事ですね…… 思い出せる限りでは、 ④宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』 ⑤

      • 【雑記②】新しい歳の抱負と振り返り

        どうもお久しぶりです。 8月が誕生日でして、また一つ人生に折り目が入りました。新井翔太です。 かっこいい笑い皺を増やしていくように、後悔しないよう歳を重ねていきたいですね。 小説家としてプロを目指すため、仕事(外資系金融)を辞めました。 詳しくは、別のnoteに書いていますが、一度自分の時間や労力を小説に全投下してみたかったのです。 そして半年近くが経ちました。 仕事をしているときは、そっちに大半のエネルギーが取られてしまっていました。 当時は、小説を書きたい書きたいと

        • 【メモ①】小説に関する本を読んで

          小説に対する態度を改めて洗い直してみようと、一週間時間を取って、小説に関する本を10冊読みました。 『超入門!現代文学理論講座』(亀井秀雄、蓼沼正美) 『小説の言葉尻をとらえてみた』(飯間浩明) 『ゼロからの脚本術』(泊貴洋) 『物語の役割』(小川洋子) 『秘伝「書く」技術』(夢枕獏) 『プロを目指す文章術』(三田誠広) 『文学理論』(ジョナサン・カラー) 『官能小説の奥義』(永田守弘) 『小説の読み方』(平野啓一郎) 『ミステリーの書き方』(日本推理作家協会) 上記の1

        • 固定された記事

        エセー小説『自己分析』~1日にどれだけの字数書けるかチャレンジ~

          【雑記①】お笑いと小説

          よしもとお笑いライブスペシャルを見に行ってきました! メンバーがすごく豪華で、 笑い飯・COWCOW・千鳥・ウーマンラッシュアワー・かまいたち・モンスターエンジン・ミキ・祇園・からし蓮根 とても楽しい時間でした。 そこでライブを見ながら思ったのが、お笑いの面白さにも種類があるなあということです。 そして、それは小説にも活かせるんじゃないかなとふと思って書いてみます。 活かせるというか感じたお笑いの類型は小説にも類推できそうやなと思いました。 今回感じたのは六つの笑い

          【雑記①】お笑いと小説

          小説で何がプロとアマの差を分けるのか?

          前回のnoteにも書いた通り、この10日間でアマチュアネット小説を一気に70作読みました。 まず70作読んで感じたことは・・・ リア友には小説を書いている人は少ないのですが、世の中にはたくさん物書きがいるんだなあって思いました。 仲間がいて嬉しいなと思いました。 一番思ったのは、膨大な分量を、コンスタントに書き続けている人たちがいっぱいいる!ってことでした。 小説って思っているよりも書き上げるのが結構難しいんですよ。 こんなの書いたら面白そうていうアイデアを持っている

          小説で何がプロとアマの差を分けるのか?

          小説家としてのアウトプットとインプット

          In and outによって生じる摩擦係数が大事なように、イれっぱなしも駄目だし、ダシっぱなしも駄目ですよね。 入れて出しての艶なリズムが大事! というわけでアウトプットとインプットについて今回は触れていきます。 どういうものを書くか 小説家としてのアウトプット(執筆活動)はやはり小説です。 僕が書きたい小説像は、 ・強度が高く、読後感が残るもの ・普遍性と個別性が高く、哲学的で、人生の意味を感じさせるもの ・世界に対する意識と自分に対する意識を突き詰めたもの ・

          小説家としてのアウトプットとインプット

          小説の書き方とプロセス③(書き進め篇)

          前回はどう物語をドライブさせていくかでしたが、 今回は、具体的にどう進めていくのかに触れていきます! どの道具を使って書くか? 手書き原稿用紙 or PC まず、原稿用紙で書くか、PCかで分かれると思います。 今の時代はPCで書いている人が殆どじゃないでしょうか? 僕もPCです。 理由は、第一に、書き直し、挿入、改行などの編集作業が容易だからです。 第二に、手書きよりもPCの方が速く書けるからです。手書きで速く書こうと思ったら字が汚くなってあとで読めないことがあるのもあ

          小説の書き方とプロセス③(書き進め篇)

          小説の書き方とプロセス②(書き始め初期篇)

          今回は、いざ小説を書き始めよう!と思い立った後どういうプロセスで進めていくか、僕のやり方を公開していこうと思います。 多くの尖った小説家がそうであるように、独学で小説を書き始めて、自分として一番心地良いやり方を見つけていきました。 それが皆さんの肌に合うかは分かりませんが、参考になれば幸いですね。 前回の「小説の書き方とプロセス①(書き始める前篇)」で書いたのと重複する部分もありますし、連続した過程なのでMECEにはなりえませんが、気にせず進めていきます笑 物語を串刺

          小説の書き方とプロセス②(書き始め初期篇)

          小説の書き方とプロセス①(書き始める前篇)

          僕がどういう風に小説を書いているか紹介したいと思います。 きわめて個人的なやり方かもしれませんが、小説が立ち上がる過程を時系列に沿って追っていきたいと思います。 今回のnoteでは、書き始める前にどういう準備をしているかについて触れていきたいと思います。 小説を書く前は、色々と書きたい事をメモしていきます。書き溜めていき、醸成していく段階です。 この段階では、物語としては白紙の状態で、すべて単体のアイデアとして孤島のようにポツりポツりと浮かんでいる状態です。 物語と

          小説の書き方とプロセス①(書き始める前篇)

          なぜ小説を書くのか?小説家・新井翔太の始動

          どうも新井翔太です。こうして僕のページにお越しいただき有難うございます。 この文章では自己紹介&所信表明をかねて僕の小説観について簡単に触れていければと思います。 First of all, Why do I write Novels? なぜ小説を書くか? 自分が預言者だと気が付いたからです。 預言者というと、神の言葉を預かる人という意味で、イエスやアブラハム、ノア、モーセ、ムハンマド等が有名ですね。 頭がおかくなったって? 大丈夫です、私を信じたら救われます。心を静め

          なぜ小説を書くのか?小説家・新井翔太の始動