僕の配偶者は強い。(仮定と希望の話)
例えばメンタル。
英語が大してできないのに外資に転職しちゃうくらい強い。
例えば顔。
九州民と北海道民のエセ韓国人顔の僕とでは、
目のサイズが違う、眼球のサイズは同じなのに。
例えば口。
過程から言う僕と結論から言う配偶者では全く響き方が違う。即効性がある。故に話を持っていかれる。
例えば収入。
業界の差もあるけれど、僕より結構稼いでいる。
頭、上がらぬ。感謝。
例えば価値観。
「名字を変えなきゃいけない理由って何よ。」
「それは法律的にそうなっているし、しないと事実婚扱いになるから、病院とかで代筆できないし、色々面倒が多いよね。」
「そんなもん法改正すりゃいいじゃん、むしろすべき。まじで。なんでしないわけ。政治家どもは。世の中もよ。なんなんこれほんとめんどくさいからね、銀行、カード、住民票、その他ありとあらゆる変更手続き。名前の響きには慣れないし、誰もが白馬の王子さまを待ってるお姫様志向なわけないじゃない。そんなんやってるの遠い昔の話よ。やってみる?いやでしょ?」
「...ん...うん、なんか、ごめん...」
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僕と配偶者の関係は男と女ではあるけれど、
随分一般的ではないなぁと感じています。
仮に子どもができたとして、
給料がいい方が働いた方が良いだろうし、
産後体調が整ったら、授乳を除いて彼女は働きに繰り出すでしょう。
完全母乳育児信仰の強い日本だと、まだまだ浸透していることではないけれど、きっと僕らはそうすることになると思います。
ここまでは仮の話ですが、
現状僕たちは育て方、守るものがある、という感覚を今愛犬で体験しています。そのための時間の捻出もさることながら、愛情の注ぎ方や躾の仕方など色々苦戦しています。
もちろん、家事や二人での時間、自分の時間、仕事、色々なことを24時間でうまぁくまぁるくやっていく状況にもあるわけで、
そういう意味でも、僕は潜在的に今の時点で半分主夫思考で日々を過ごしています。
最近、男性も育休取得を義務化〜なんて話が出てましたが、まさにそのケースにバシッと当てはまるターゲットになるわけです。
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とはいえ、僕は僕の配偶者のこの強さを全く恐怖とは思っていません。
むしろ頼もしいのです。
「男はこうあるべき、女はそうあるべき。」
その前提を壊そうとしているマッチョ加減が頼もしいのです。
昔、デザインの専門学校で講師の方が、
「子どもが生まれそうになっているのにプレゼンを優先した上司」の話をしてもらって以降、
絶対そんなヤツにはなりたくないと思っていました。
かといって僕としては、
『イクメン』なんて世間でもてはやされているようなことにもなりたくない。
偉いとかすごいとかそういうことでなく、「普通」にしたいと思っています。
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さぁここで、仮にもデザイナーとして色々クリエイティブな世界に身を置かせていただいている身としては、
こういうところに何かアプローチをしていきたいと思うわけです。
手始めに肩書きに「主夫〜」っていれて仕事しようか とか。
2〜3年の間にはそれ以外も含め色々なことが起こるでしょうが、
そういったものをここで実況を交えつつ伝えられたら〜なんて思っています。
まぁまずは仕込めって話なんですけどね...
(最近なんとなくですが、親たちから無言の圧みたいなものを感じる...念話的なあれだろうか)