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【読書】今夜、喫茶マチカネで
今まで誰にも話していない、
人生を彩る優しい奇蹟。
こんばんは。
しょっぴーです。
今日は『今夜、喫茶マチカネで』
こちらの1冊を紹介。
○関西北摂地域のとある街を舞台にした奇談
閉店の決まった喫茶店が、月に一度開催する”待兼山奇談クラブ”。
そこで語られた、せつなく、美しく、不思議な物語。
心温まる連作短編集。
まず、この本を購入した理由は、私の住む関西北摂地区の
池田市石橋商店街付近を舞台にしたお話だったからです。
知っている地域や場所が舞台になると、親近感も湧き
ついつい手に取ってしまいますよね。
○増山実(ますやま・みのる)さんプロフィール
増山 実 (ますやま・みのる)
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。2012年に「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補となり、それを改題した『勇者たちへの伝言』で2013年にデビュー。同作は2016年に「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞した。他の著書に『空の走者たち』『風よ僕らに海の歌を』『波の上のキネマ』『甘夏とオリオン』『ジュリーの世界』(第10回京都本大賞受賞)『百年の藍』がある。
○人生の奇蹟が胸に沁みる連作短編集
第一話/待兼山ヘンジ
第二話/ロッキー・ラクーン
第三話/銭湯のピアニスト
第四話/ジェイクとあんかけうどん
第五話/恋するマチカネワニ
第六話/風をあつめて
第七話/青い橋
○人と街が繋がり、過去と現在、そして異世界へ・・・
個人的には第五話、六話が印象に残っています。
どのお話も、石橋という街を舞台に、人と街が繋がり、縁の糸が
紡がれていく様子が描かれていると感じました。
○まとめ
人と人の出逢いは偶然で不思議なもの。
「街兼山」を舞台に、それぞれの縁の糸が紡いでいく、心温まり、
ちょっぴり不思議な感覚を覚える、「今夜、喫茶マチカネで」
是非、読んでみてください!
それでは、また!