IT投資 図解即戦力 IT投資の評価手法と効果がこれ1冊でしっかりわかる教科書
今回はこちらの本です
この分野に関しては初めてだったので少しウェイトが重かったですが、わかりやすい単語だったので、システム関係で大きな会社起業したい!って方は暇なとき読んでても損はないかと!
アルバイトとか日雇いで、こういう評価の業務あったら僕やってみたいです!
そんなわけで、いつも通り俳句のようにずらーーと書いていきます!
<定義>
・どの案に投資するか、投資の効率性の評価をするもの
費用対効果を図るためのものがこのIT投資
・当該評価が、(事前,中間,事後)評価と経費削減のどれかを理解しておく
アプローチ方法や、用いるデータが異なるため
・中間評価では、リスクが小さいうちに異常を発見し適切な手を打つ
知らぬ(言わぬ)が仏はだめ、逆に部下が言いやすい環境を作ろう
・やっても評価されないし誰も求めないから事後評価がおろそかに
次の仕事につながる評価だからこそ、事後評価も枠組みとして組み込もう
・資本形成(イニシャル)と、維持管理(ランニング)を費用に含む
イニシャルコストだけじゃなくて、毎年の運営費も含めて評価するもの
・システムライフサイクルは3~5年、合計でウェイト平均60%
ランニングコストは4年くらいで計上して、イニシャルと比べて統計上1.5倍くらいかかるから、ランニングの評価もちゃんとしないとね
・インフラ(システム設備)業務効率(電子メール)戦略型(販売サイト)の3つ
ITポートフォリオや評価方法もかわるので、これからやる投資がどのジャンルか理解してね~
<算定>
・投資額=イニシャル+ランニングx利用年数(3~5年)+更新+廃棄コスト
イニシャル:ハード,ソフトウェア、アプリ構築、ネットワーク、マニュアル等の移行コスト
ランニング:リ―ス、保守、人件、ネットワーク、設備、消耗品移送費等
アプリ制作費だけじゃないよ~というニュアンス、大企業向けだねこれはw
・クラウドにはlaaSとPaaSとSaaSがあり、所有型と借用型に分けられる
lasspasssaasの違いちゃんと理解したのこれが初めてですw
・ITコストには、それで必要となった土地や電源空調費は保険も含む
光熱費などの共用費は面積や利用数で配賦し、部門ごとに計上
IT投資評価は、データ以外にも色々含めるんですよ~とういうね
<評価>
・財務的手法と、口コミなどの非財務的手法がある
目に見えるものがすべてとは限らないよ~ということが非財務評価
・財務的IT投資のROI(利益/投資)評価は、新ビジネスの戦略型に
新ビジネスは利益性だから、リスクより利益を考えて評価するとよい
・財務的回収期間法(短い)は、変化の激しいITにむいてる
より変化が激しいものは、長い未来はリスクがより高まるので、回収期間のほうが評価向いてるよねということ
・財務的NPV法はシステムライフサイクルが長い投資案件に向いている
上と違って未来がある程度存在するから、逆にその未来の累計を現存価値で評価しようねって。
・ABC(=単価x時間x回数)で単位コストを洗い出し,コスト削減に繋げる
細かく分析することで、ボールペン120円で買ってるけど100均で110円でよくない?みたいに気づける
・既存と新業務をABCで算出し、投資額とランニングコストをNPVで評価
新業務(対象IT投資)が妥当か、新しい方はボールペンが150円になってるから、既存の120円のでよくない?みたいなのをシステム投資でやろう
・非財務的手法で妥当性評価では、競合事例で判断する
非財務つまり計上コストが不明慮だから、競合のユーザー満足度O%を裏どりして判断していこうねということ
・非財務的手法のユーザー満足度評価では、アンケートで顧客から評価
アンケートの取り方はいろんな本で学べるよね。この本では、普通という選択肢を除くべきみたいな。
・非財務的手法SLA評価で、合意していた水準に達していたか確認
合意書で例えばオフィスは9~18時と書いてて、その時間ちゃんと対応できているか
・情報セキュリティ投資の評価で、滞在化するリスクも定量化
例えばスシローの迷惑行為とか、結果として株とブランドなど、3次的なリスクも検討しておく
・情報セキュリティではリスクを洗いだし、被害額と確率をかけ、リスク軽減量を見積もり、数年分の投資額との差異を出し、最適案を検討する
へ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~( ;∀;)
・IT-BSCで、財務、顧客、業務プロセス、人材と改革の視点で戦略を立て、アクションに落とし込む
へ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~( ;∀;)( ;∀;)
・企画書で目的と根拠とリスクを示し、結果報告書で予実分析と今後の提言
これはどちらかというとプレゼンの練習につながるね
・社内のモバイル投資で、定量的効果が出ることもある
残業時間が減ったり紙代が安くなったり、意外と効果がある
<効果未達の場合>
・想定外が小さいうちに手を打つ
中間評価の必要性がこれだ
・ランニングコストが予想を超えた場合、削減額(方法)を積み上げていく
減らせるものは減らしていこう。1円でも多く
・効果額が下回った場合、目標値を変えずにアプローチ、だめなら早期撤退
クレーンゲームのサンクコストですね。撤退も大事や
・レベニューシェアで、ベンダーと受託側でリスク分散をするのもあり
受託側が交渉するというより、ベンダーサイドが唄ってるイメージ
<開発プロジェクトの投資評価>
・ウォータオフォール開発では、企画・開発開始・開発完了でIT投資評価
アジャイルでこれがダメというわけではないけどね、定義的な
・投資費用と投資効果のほか、経営戦略との適合とプロジェクトマネジメントの4つの視点で評価する
コストだけじゃなくて、人材とかそもそもこの投資が適切なのか確認しよ
<構想企画段階>
・経営戦略で、目的と目標が経営方針と適合しているか、優先度が妥当か
・投資評価で、新規投資と維持費費用、投資回収年数、ベンダーのRFIと超概算費用の差額の妥当性、必要最低限の機能か、コスト配賦が明確か
・投資効果で、真にBPR(業務改革)になっているか、手が空いた人手の二次効果の検討か、方針と事前検討の定量的妥当性、撤退条件が明確かを確認
・プロジェクトマネジメントで、優先順位が定まっているか、責任者が明確か、ベンダー選定が適切かを確認
これだけ読んで何言ってるかわかのであれば本書はいらない。
ちなみに、僕は見返しても、本なしではわからない
以下、同フレームで俳句が続く
(開発開始段階)
・経営戦略で、企業戦略と、利用者と開発者のずれと、経営者の承認条件を確認
・投資費用で、絞り込みが十分か、ライフサイクルコストが他社実績平均と比べ妥当か、税制の活用、リスク分析、他部署からの横展開可能かを確認
・投資効果で、BPRが最大限か、間接定量的な3次効果、リスクや満足度yやKPIの数値化、評価する時期、撤退条件、事後の収集方法が明確かを確認
・プロジェクトマネジメントで、体制が妥当か、RFPが十分か、工期と工数、品質目標と予算、社内体制とベンダー、移行、進歩報告の妥当性を確認
(事後段階)リリースから半年~1年
・経営戦略で、企業戦略の貢献具合、失敗と成功要因が蓄積されているか、無事に運用でているか確認
・投資費用で、取り残した機能のフォロー体制、総合評価で妥当な結果か、ライフサイクルコスト(ランニング)が妥当か、リスク計画が妥当かを確認
・投資効果で、1~3次効果のフォロー体制、事前KPIや実施なかった場合との比較等を確認
・プロジェクトマネジメントで、SLA(合意書)、運用時のリスク管理、顧客迷惑度指数が妥当か確認
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<ベンダー見積もりの妥当性評価>
・RFP(提案依頼書)の解釈の仕方で、合い見積もりの差
ベンダーで提示額が全然異なるのは、相手がどう理解してるかで変わるから、依頼書は正しく制作しようということ
・開発工程の呼び名が会社によって違うことを頭に
よくある要件定義の工数も、会社によって全然違う。
・貰った見積書をきちんと理解し、根拠のない値引きはしない
理解しないと後日トラブル可能性がある。理不尽に値引きされたら、された側は手抜きますよね….?
・FP法や、開発費以外などの相場との乖離で、ベンダーを検討する
システム構築に使う10万円で買えるpc単体を50万円で見積もりされてたら….?
・ソフトウェア開発では工数予測モデル、運用委託ではWB法などで検討
このモデルは自分で手を動かさないと分からない。僕もこれはさっぱりわからなかった
というわけで、IT新卒で入ったばかりという方とかにもお勧めできるかも!