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カンボジアに行った話①

前回の記事に、スウェーデンへ行くことを決断したきっかけの一つにカンボジアへ植林ボランティアを行った話をしました。
カンボジアへ行くまでは、私が次の年に休学をしてまでスウェーデンへ行くなんて思ってもみませんでした。
こちらが前回の記事でこちらもぜひ読んでみてください😊


大学3年前期の授業で

前回の話でもありましたが、私がカンボジアに行くことになったきっかけは大学の授業がきっかけでした。もともと国際やグローバルに興味を持っていたので、大学の国際教育プログラムのディプロマを取得しようと考えていました。プログラムを取得するのに受講しなければならない授業があり、その一つが「国際協力ディベート論」で、簡単に説明すると、

留学生の自国の伝統や文化を通して課題や問題点を発見し討論をする。また伝統や文化を聞いて自分なりにその国の興味を持った物事について英語で発表する

私は食品科学の勉強していることもあったので、タイやケニア、ジンバブエの食文化について発表しました。
発表の場が苦手な私は少し面倒でしたが、異国の文化や伝統を知ることは楽しかったです。

その授業を担当していただいた岸本先生と耕野先生は研究でたくさんの国へ行かれています。国際教育プログラムの一つに授業である「海外実習」でもお二方に担当していただいたのですが、岸本先生の研究室に所属していた卒業生にNGOで働いている方がいました。私の憧れの青木さん✨(前回は匿名だったけどいいや!)
青木さんは、ERECONという特定非営利活動法人-環境修復保全機構で働かれています。

ERECONについて

ERECONで年に2度程に学生を対象に現地のボランティア活動を行っているのですが、コロナ明けということもあり、2022年の2月募集が少なかったようです。そこで宣伝のためにチラシが本講義で配られたのです。

チラシの内容を見ると「カンボジアで植林ボランティアをしよう」。

カンボジア、聞いたことはあるけどどこだ??植林活動?やったことないし正直あまり森林には興味がないなー。でもとにかく海外に行ければ手段も国もでもなんでもいい!海外に行きたい!

当時の私はよっぽど日本から出たかった見たいです😅

すぐに募集要項に目を通して準備開始。しかし詳細を確認すると人数が多い場合は選考で、選考の基準となるのは履歴書+語学力記入欄+英文50語程度だけ。


申込書の一部

これだけで選考されちゃうの?!
森林にはそこまで興味がないし、ただ行きたいだけを理由にできないし、50語程度で説得力のある理由を書けなかったので、選考が通るか不安でした。
とりあえず、日本の遊びできるよアピールのけん玉を特技に書いておきました😂

2022/6/17 ERECONからのメール

結果は無事採用!はじめは定員割れしたからなのではないかと思ったのですが、ちゃんと倍率は2倍か3倍?あったみたいです。

そこから8月の研修に向けての3回のオンライン顔合わせ兼、事前研修が行われました。

オンライン事前研修

大学に入って初めての課外活動。しかもカンボジアという未知の国へ一緒に活動するERECONのスタッフ、研修生のみんなとは当日までオンラインでしか話せない…海外へ行けるワクワクな気持ちと不安な気持ちが戦っていました。

最初の事前研修は自己紹介から始まりました。
順々に自己紹介をしていくのですが、自己紹介の順番を待っている時ってなんであんなに緊張するんでしょうね😂
みんな頭よさそうに見えるし、真面目そうにみえるし、自分が変な人だって思われないかとずっとソワソワしちゃいます。そして英語での自己紹介…変な英語になってないかな?発音悪いって思われたらどうしようなど考えてるうちにあっという間に自分の番。よくわからないまま自己紹介を終え、ほっと一息。次の人の番になるかと思ったら、まさかのERECONのスタッフ河邊さんからの質問。

「特技にけん玉って書いてあるけど、今見せてもらうことできる??現地でも披露してほしいな!」

なんと、画面越しの公開処刑。がにまたでけん玉を構えて「とめけん」を披露しましたが、大学に入ってから一度もけん玉に触れてなかったため何度も失敗(特技といっていいのか…) 簡単な技でごまかそうと思ったのにそれもできませんでした😅
そこから私の中で、研修までにけん玉の技を思い出すという課題が一つ追加されたのです。

そのあとは世界の森林の状況、カンボジアでの森林問題、環境問題、ERECONでの活動内容などの説明がありました。
私は環境問題には興味があり、地球温暖化や気候変動などのニュースを見ると謎の使命感を覚えるのですが、ニュースを見る以外では自主的に活動をしたことがなかったし話を聞いてこなかったため、知らないことだらけでした。

現地で起きている環境問題を現地の人達がいかに自分事に落とし込んで、解決に向けた活動をしてくれるか。

今回の場合は植林活動。私たちが現地で木を植えたところでそれを管理し続けるのは現地の人です。どのようにして彼らに植えた木を管理し続けてもらう様にメリットをうまく伝えられることができるか、というのが今回の私たちの課題でした。

この課題を現地の大学生1人+研修生3人の3チームに分かれてそれぞれ案を出し、最終日にプレゼンをします。

そのほかに植林活動をする現地の小学校、中学校でミニワークショップを行います。
チームに分かれてそれぞれ・森林問題について伝えるワークショップ・日本語を伝えるワークショップ・日本の遊びを伝えるワークショップから選ぶのですが、自己紹介でけん玉を披露したことがきっかけとなり私のチームは日本の遊びを伝えることになりました😂
すべてオンラインで話し合いが行われ、私たちのチームは福笑いとけん玉を現地の学生にやってもらおうという案になりました。

準備も順調に進み、オンライン上ではあるけど研修生のみんなと会話が進み始めて、不安がすこしずつ消えていきました。
早く対面で研修生のみんなと話したいな、現地の子と仲良くなれるかな、日本の遊び楽しんでくれるかな、私たちの今回の活動でカンボジアの緑が復活したりして!?など胸を膨らませる思いで当日を迎えました。

研修中の思い出はまた今度…

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😊

※上の写真はカンボジアのパン屋さんで売られていた大量のフランスパンもどき

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