なぜ入浴が睡眠の質向上に繋がるのか
寝つきが悪いと感じている人はいませんか?
実は、この記事で紹介する「入浴の方法」を実践すると寝つきの悪さが改善されます。
なぜなら、私のアドバイスで寝つきが悪かった知人の睡眠を良くすることに繋がったからです。
この記事では、入浴が睡眠とどう関係があるのかについて紹介していきます。
この記事を読み終えて、入浴方法を実践していただくと寝つきの悪さを軽減できます。
入浴が睡眠の質を向上させる
人の身体には、ほぼ毎日同じ時間帯に眠り一定の時間になると自然と覚醒するというリズムがあります。このリズムはサーカディアンリズム(体内時計)と言われ25時間周期。
睡眠と覚醒のリズムを整えるためには生体機能が働きます。
深部体温が低下することで人は自然と眠たくなる。
入浴は、深部体温を低下させる効果があるので自然と入眠することに繋がります。
入浴の作用とは
入浴することによって深部体温は上昇。入浴後は血管が広がることで熱が放散されやすい身体になります。
そのため一度上昇した深部体温は、時間とともに緩やかに低下することで深部体温が低下。
これによって入眠しやすい状態になります。
知人が行っていた入浴方法
家族を持つ知人のママさん。
熱めのお湯が好きで入浴する時間は夕方が多かった。
私は睡眠の質が上がる入浴の方法をアドバイス。
・10分以上は入浴すること
・入浴時間は90分前に済ませる
・できれば入浴の温度は40℃前後のぬるま湯
入浴時間が短いと深部体温が上がらないので深部体温は下がらない。逆に入浴時間が長すぎるとお湯の温度も下がり入浴中に深部体温が下がることにも繋がります。
入浴時間は少なくとも10分以上60分以内の入浴が望ましい。
入浴時間は入眠の90分前に終わらすことがベストなタイミングです。なぜなら深部体温が下がるのには時間が必要だからです。
入浴したすぐは深部体温が上昇しているので身体は入眠モードになっておらずなかなか入眠できない状態。
ぬるま湯につかることで血圧や脈が下がり副交感神経が優位になる。いわばリラックスモードに突入しているのです。
私の知人は熱めのお湯が好きで42℃くらいで入浴。
熱めのお湯で入浴すると交感神経が優位になります。つまり身体は戦闘モードになります。
その場合は、入眠の120分~150分前に入浴を済ませておくことが大事。
知人から、この入浴方法を実践したらよく眠れるようになったと嬉しい連絡がありました。
少し話はズレますが入浴は睡眠以外にも身体によい3つの作用があります。
・「温熱作用」:体温を上昇させることで、代謝や免疫機能が上昇する
・「浮力作用」:全身の筋緊張がゆるむ
・「浄水圧作用」:血行が良くなる
など健康によい効果もあります。
入浴習慣をつける
毎日多忙で忙しくなかなか入浴する時間を取れない人も多いと思います。
毎日でなくても週に3回入浴するなどの習慣をつけてみてください。入浴することで寝つきもよくなり睡眠の質を向上させることが可能。
睡眠の質が上がれば疲労回復にもつながり毎日元気に過ごすことにも繋がりますので入浴はおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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