パーソナリティ障害を読書で乗り越えよう!パート2 圧倒される感情について
こんにちは豊(ゆたか)です。
本日はパーソナリティ障害を読書で乗り切ろうパート2として
お勧めの2冊目をご紹介したいと思います。
と、その前に・・
1冊目のお勧め本クラウディア・ブラックさんの本は読まれましたか?
まだ途中という方は、必ず時間を沢山かけて一冊読み切ってください。
焦る必要はありません、
全て回復に必要な作業となりますので
じっくりご自身のために自分と向き合ってください。
そして、この記事はいきなり削除したりしませんのでご安心ください。
そうした方が、より一層の回復になりますので取り組んでみてください。
1冊目の本を読み終えた私は
白黒だった世界に色がついたように見えました。
世界はいろんな感情に溢れている。こんなににも豊かだったんだ。
私はこんなふうに感動しました!!
それでは本題に入ります!
今回の記事のタイトルであるお勧め本2冊目
弁証法的行動療法DBT実践トレーニングブック
1冊目でご自身の抑えられてきた感情にお気づきになられたと思いますが
長年抑えてきたために、感情のコントロールが難しいと感じられているのではないかと思います。
実際、私は長年感じないようにしてきた恐怖心と怒りの感情に圧倒され、
過呼吸に陥るという体験をしました。
例えていうと、街中で全く知らない人から心ない揶揄などで恐怖心を感じたとします。普通で考えれば恐怖は感じるものの、その場をやり過ごす方が多いと思いますが、当時の私は、恐怖心に圧倒され呼吸が荒くなり落ち着かせるのに30分以上はかかっていました。
このように、抑圧されてきた本来の自分の感情に気づき感じることができるようになると
感情を非常に強く感じ激しく圧倒されてしまうことがあります。
そんなとき、私はこの本に巡り合いとても助けられました。
本についての説明
弁証法的行動療法DBT実践トレーニングブックとは
自分でうまく制御できない、激しくつらい感情を抱えて苦悩する人々を援助するために開発された治療法で、特に境界性パーソナリティ障害を持つ人に有効です。自分の感情や周囲の環境とよりうまく付き合ってゆくためのDBTの4つの主要スキル(1:苦悩耐性・2:マインドフルネス・3:感情調整・4:対人関係)を自ら段階的に習得できるように、多くの具体例や練習を工夫して取り入れています。耐え難い感情に苦しんでいるすべての人にとって、本書は感情をうまくコントロールするための実践ワークブックです。
ちなみにステップ1の苦悩耐性について詳細を書くと
まず最初に、徹底受容と自分を傷つける行為から注意を逸らす方法を学んでいきます。
徹底的受容とは、相手の理不尽な行動を受け入れるとかでは決してありません。そのような状況にいる場合は何よりもまずその状況から抜け出してください。
自分自身とその状況を見つめ、あるがままに理解するということです。
価値判断をせず、まず状況を理解していきます。
そして自分自身を傷つける行為
例えば自傷行為 孤独でいる事 過食拒食 などなど
痛みで傷ついた心から目を逸らす行為から安全な表現方法へ変えていきます。
そこからステップを踏んでいって、最後は安全な対人関係スキルを学んでいきます。ここで主にアサーティブコミュニケーションを学びます。
アサーティブ・コミュニケーションとは、
自分の意見を飲み込むことで我慢をしたり、一方的に自分の主張を押し通したりせずに、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えるコミュニケーションです。
こうして社会生活を安全に過ごす方法を学んでいくわけですが・・・・
最後に
クラウディアさんも書かれているように
パーソナリティ障害の人が、いきなりアサーティブを使えるかというと
難しいと思います。
実際私もアサーティブコミュニケーションを本格的に学びましたが
回復過程の私には、上手く使いこなせませんでした。
詳細は割愛しますが、思っていた反応が返ってこなかったという事です汗
私の経験談で恐縮ですが、
まずは、場数を踏んでいくしかないのではないかと思います。
少しずつで良いので、社会生活で関わる人たちと会話をしながら
学んでいくことが大事かなと思います。
白黒の世界で腫れ物を触るかのように接していた対応とは違って
色のついた世界で生きていけるようになり、前より人と接することが
楽しくなったり。また逆も然りで・・。
建設的な方向で接した人の中には、素晴らしい言葉で返してくれた私の人生に今でも残る自尊心に繋がる体験もありました。
基準はこの本を通して、しっかりと自分自身の中に確立していますので
後はどういう生きたいか、いろんな人たちとの関わりの中で自分で決めていくことが大事だと思います。
その過程で役に立つ本がありますので、次回以降もお勧め本をご紹介いたします。