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個人で趣味のゲーム作ってます。2D-STGが好きです。

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最近の記事

イース10 はよいジュブナイルであった ~クリア後感想

イースX -NORDICS- (Switch版)をクリアしました。 難易度ノーマル、マップ探索率100%、クエスト達成率100%、親密度100%までプレイし、シナリオ要素はおそらく十分に堪能できたと思います。 以下感想です。若干ネタバレ要素もありますので、決定的なネタバレはしていないつもりですが、未プレイかつ最後まで自力でプレイしたい方は回れ右推奨。 良かった点 少年期のアドルがカルナックの街の少年少女を仲間に海風のなか進んでい く物語は、最後まで明るく爽やかな印象だっ

    • 「姫君を喰う話」

      宇能鴻一郎「姫君を喰う話」がよかった。 巨鯨と銛師の死闘を描く芥川賞受賞作「鯨神」はその描写、死生観に圧倒される。 「花魁小桜の足」は、踏み絵に臨む隠れキリシタンの遊女が最後の夜に取った客は踏まれることに喜びを覚える客で……。 表題作はモツ焼きを喰いながら呑んでたら隣り合う客から平安時代の恐ろしくも美しい昔話を聞かされる。 他の作品も村社会などの土俗的要素と性的フェティシズム要素が混じり合い、他の作家が描くと卑俗で下品になってしまいかねないものが流麗な文体で高尚なエン

      • 世界樹の迷宮HDリマスター版、クリアしました

        世界樹の迷宮HDリマスター、Switch版でクリアしました(難易度BASIC)。 オリジナル版は未プレイでシリーズ作品としても初のプレイ、かつ、クリア直前のとあるサブクエストで詰まるまでネット情報も見ずのプレイでした。 ウィザードリィを源流とする3DダンジョンRPGを換骨奪胎し、改めるべき箇所は現代風に直し、元の面白さを活かすべきところは活かす、その取捨選択が巧く、レトロダンジョンRPGの完成形ともいえるスタイルを示した作品という印象でした。 名作との評価が高いのもうなずけ

        • ドギューン!! 私的攻略メモ

          アストロシティミニVを購入して久しぶりにドギューン!!をプレイするとハマって本気で攻略してしまったので、アーケードでクリアした当時を思い出しながら攻略メモを書きました。 ※クリア優先。点稼ぎは考えていません。 ※あくまで個人的な感覚によるもので、武器の選択など人によっては最適解ではない可能性はあります。 ※説明文中、自機が撃つレーザーのことは「ショット」と表記(敵が撃つレーザーとの混同を避けるため)。また、青、赤、紫、緑は自機のショットの種類を表している。 ※ボスの右側の腕

        イース10 はよいジュブナイルであった ~クリア後感想

          「最悪なる災厄人間に捧ぐ」プレイ感想

          Switch版、だいぶ前にセールで買っていたのを今になってプレイ。 以下、核心には触れないですがシナリオの大枠やゲーム内容に言及していますので、今後プレイする予定のあり事前情報をなるべく入れたくない方はバック推奨で。 一週間くらいかけて、じっくり読みました。シナリオ100万字、40時間以上という謳い文句は伊達じゃなかったです。 率直な感想としては「よくまあこんな難しい物語をきちんと最後まで描き切ったな」と。 全ての人間が見えなく、聞こえなくなってしまった災厄人間「豹馬」と

          「最悪なる災厄人間に捧ぐ」プレイ感想

          「ROBOTICS;NOTES DaSH」(Switch版)の感想

           「ROBOTICS;NOTES」(以下「前作」)に引き続いてのプレイ。内容についての若干のネタバレを含む。  まず前提として、自分は大のシュタゲファンであり、「ROBOTICS;NOTES DaSH」(以下「今作」)をプレイしようと思ったのも「シュタゲのダルがやってくる!」ということで、シュタゲシリーズの外伝として楽しめるのではないか、と思ったからである。前作から通してプレイしたのも根っこはそこにある。従って、その点についてはそれなりにバイアスがかかっている可能性をあらか

          「ROBOTICS;NOTES DaSH」(Switch版)の感想

          ROBOTICS;NOTES ELITE(Switch版)の感想

          先日のセールで半額だったので買っておいたのをプレイ。ちなみにアニメ版は過去観ており、大まかなストーリーは既知。 以下の感想は内容に関する多少のネタバレを含みますので、その旨ご了承のほどを。 まず全体的な感想を大まかに言うと「ストーリー自体は楽しめたが細かい点に残念な箇所がいくつか」といったところ。 本作のストーリーは、巨大ロボを作って万博出展を目指す種子島の「ロボ部」の高校生が、世界規模の陰謀に巻き込まれ、それと戦うというもの。 テキストはボリュームたっぷりで、読み応え

          ROBOTICS;NOTES ELITE(Switch版)の感想

          「Sonic Sisters」バージョンアップ後記

          前回の記事の末尾でも若干触れていた拙作「Sonic Sisters」のバージョンアップ作業が一応完了したので、またここで製作後記を書いておこうと思います。 まず、バージョンアップに至った動機ですが、年明け早々にリリースした「WINGED GEAR New Version」が思った以上に好評だったので味を占めた、というのが現金ながらも正直なところで、やはり遊んでくれた人の反応は製作のモチベーションになるのだなあ、というシンプルな事実を痛感しました。また、コロナ禍の自粛期間、何

          「Sonic Sisters」バージョンアップ後記

          せっかくなので書いてみる。「WINGED GEAR」バージョンアップ後記

          せっかくnoteにアカウントを持っているのに長年眠らせているので、Twitterに書くには長くなるようなことをこちらで書いていくことにしたいと思いました。 ちなみにこの記事は、某コーヒーショップで、先日衝動買いしたポメラDM30を使って書いていたりします。 単に出先に持ち出して、ノマドワーカーごっこをしてみたかっただけです(笑) そんなわけで、特に今どうしても書きたい!ということもないのですが、せっかくなので、年明けにリリースした「WINGED GEAR New Vers

          せっかくなので書いてみる。「WINGED GEAR」バージョンアップ後記