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④メンタルダウンから回復まで

会社に自分の状況を伝えた。
今日はそこからのお話し。


zoomで上司に報告した時はうすい反応であった。

『 そうですか。人事に言っておきますね 』
まさにこんな感じ。
その後、業務量を減らすということになった。
完全に戦力外通告な状況で、周りも腫れ物にさわるかのごとくでありすごくいやだった。

この時の僕は、もはや逃げ出したいという気持ち、周りに迷惑をかけたくないという気持ち、漠然な不安。
こんな感情が洗濯機の中のように渦巻いていた。

同時につらいすぎる状況なんとか脱したく心療内科に通う。藁をもつかむ気持ちだった。
そこで診断書もでる。病気認定である。

数日して、急に産業医面談を受けろと指示がくる。
産業医はとても親身に話しを聞いてくれた。
入社してからずっと辛かったし、話すことができて安心まではいかないが、本心を曝け出すことができた。

『 A社はあなたのような方が多い 』
そんなことを産業医が言っていた。

【 そうなんだ。自分が特別弱いわけじゃないのかな 】
そんな安心感とともに
【 やっぱり普通じゃないよね 】
と改めて感じた。

その後、急に1ヶ月休めと指示がくることとなる。

産業医から会社に通達があったのだと思う。
僕はすでに正常な思考でもなかったし、逃避したい
一刻も早く離れたいという防衛反応がすごかった。

正常な人から見れば1ヶ月休めていいじゃん?
と言われそうであるが、異常なメンタル状態だとそんなポジティブに考えることができず、休んだ気がしない。

この時の状況は…
・眠れない&寝れても夜中に何度も目が覚める
・思考が遅い 自分でもわかるくらいに
・知人や友人と会いたくない
・好きなことをする気もおきない
・異常な肩凝り

こんな感じだ。
普段飲まない酒も飲みたいと思った。現実逃避したかった。
薬は処方されていたが、メンタル系の薬はとても依存性が高く最初は弱いものしか処方されない。
また心療内科は完全予約制なのでいくら辛くても予約日まで待つしかなかった。


心の状況はどんな感じか解説すると…
お伝えするのが難しいが…

メチャクチャ怖い人に叱責されて、思考停止や心が不安定になる、そんな状況を皆さんも一度は経験があると思う。
あの落ち着かない、不安な、危機的なメンタルがずーっと続いている感じだ。

症状には波があり、良い時は良いが悪い時はドン底のように悪い。
また、朝不調なことが多く、夕方から夜にかけてやわらぐ。
これは典型的なメンタル疾患の症状で日内変動と呼ぶ。

こんな状態で1ヶ月過ごして仕事に復帰することとなる。



子ども頃から仲の良い友達にメンタルを崩したことを話したが 
『 おまえがそんなことなるんだ? 』
と驚かれた。

自分でも強いと思っていた、いままで相応の修羅場はくぐり抜けてきた自信もあった。
壁にあたっても、なんとかなるっしょ的なマインドでやりきった。
でも今回は違った。。。

僕がお伝えしたいのは誰でもメンタルを崩す可能性があるということ。
自分は大丈夫と思ってる、僕も思っていた。
しかし、いくつかの要因が重なると必ず誰でもなる。
僕の場合は…

・転職 慣れない環境
・激務 休む暇もない
・会社での孤独 愚痴ることさえできない

この3つが重なり崩壊したと考えている。
想像になってしまうが1つなら、2つなら耐え忍んだかもしれない。

当時のことを妻と話した時に、目つきがやばかったと言われた。迷惑かけたなぁ💦
妻は心配はしていたと思うが、普段通り接してくれた。それには救われた。本当感謝しなきゃいけない


さて、次回は休養があけてからのお話しです。




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