おまけ 床上浸水して実感したこと。知ったこと。

 さて、ここまで全部の床上浸水体験を読んでくださった方々、ありがとうございました。
 ここからは、おまけの、これからお家を買う、引っ越す、などの予定があり「絶対水害にあいたくないんですけど!」という方々にオススメの話題です。
 まあ、あの、話半分に聞いていただいて!
(あと、最後にお礼を述べさせていただきます)

◆◇よく聞く都市伝説「住んではいけない地名」はほんとだった……かも◇◆
 皆様、都市伝説はお好きですか?
 ルウサンはミステリやホラーが、まあ怖がりなくせに結構好きで。
 歴史ミステリーとか、パラレルワールド(異世界)とか聞くと、飛びついてしまいます。

 こんなわたしなので、YouTubeとかで「住んではいけない地名」みたいな動画を見たことがあるのですが、あれですね。水に関する漢字が使われてる地名は、水害に合いやすいみたいなやつです。
 崩とか、流とか、池、谷、沼、潟、とか……いろいろございます。興味がある方は、検索してみれば出てくると思いますが、あんまり信じすぎるのも良くない、と思います。

 ってそんなこと言っといてなんですが、我が家は見事にですね、その「ダメな地名」の漢字がはいってたんですね~。
 しかも、現在の地名ではなく、旧地名の方です。
 区画整理前の旧地名ね。別にニュータウン系の名前じゃないから油断してました。しかし、町内会の名前が旧地名のままだったんですよ。その〇〇町内会の、〇〇のところが見事にダメな漢字でした。

 さらに、知人が調べたところ、ウン百年前は水の下で、干拓したのか乾いたのかは不明だけど、今は人が住んでいるっていう場所だったそうです。

「そりゃ、るうさんのお家は沈みますわ」

 と言われました。ぴえん。

 以上の経験から、「絶対水害にあいたくない!」という方は、ウン百年前の古地図まで確認することをお奨めします。地元の大きな図書館に行けば、古地図があるそうですよ。
 あとは、旧地名まで調べる。

 まあ、そこまでしなくとも、地域が発表しているハザードマップで真っ赤なところは浸水しましたので、あのハザードマップ、やはり低い土地は危ない色になっていますから、それを参考にするというのもアリだと思います。

◆◇◆◇◆

 昨今の雨や雪の降り方って、ほんとうになんていうか、ゲリラ豪雨的な降り方になっていると思いませんか?
 毎年のように「ウン十年に一度の大雨」が降っているように感じます。

 今や、日本中いつどこで水害にあってもおかしくない世の中になりつつあるように思います。

 建設業、建築業、都市開発、各種メーカーさんたち、いろんな企業がいろんな水害対策の研究や開発をされています。
 止水弁があって、床下浸水を防ぐ構造をしている家とか、止水板とか、あと浮く家とかもありましたよね。
 これから、そう言った技術が発展し、同時に、治水工事や地盤改良の工事、技術が発展していくといいなと思います。

 ある程度、低い土地の人たちを一斉に転居させるとか、そういう大規模な対策も必要になってくるかもしれませんが、いずれにせよ、少しでも水災害で苦しむ人が減りますように。もちろん、我が家ももう二度と水害に遭いませんように。
 そんなことを祈りつつ、今回はここまでとさせて頂きたいと思います。

 最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

 水害に遭って、どうしたらいいか悩んで検索したらこの記事にたどり着いたと言う方、お見舞い申し上げます。
 今、不安でいっぱいだと思いますが、きっと大丈夫。もらえるもの、受けれる助成、サービスは全部活用してくださいね! そうすればきっとどうにかして乗り越えられます!
 どうか、負けないで。

 また、この場を借りて、昨年のあの水害に際し、募金等の寄付をおこなってくださったすべての方に感謝申し上げます。
 時間はかかりましたが、おそらくすべての家庭で分配したのであろう金額が、我が家にも届きました。
 金額はやっぱり、かなりの家庭で分配、かつ被害が深刻な家にほど多く入ったでしょうから、我が家への分配金は数万円でしたが、金額の問題ではないと言うか。とても嬉しく思いました。
 あの募金はちゃんと届くんだなって感動しました。
 わたし自身、なかなか経済的に厳しい環境なので、募金箱に小銭を入れて下さることが、振り込み型で寄付していただけることが、どれほど有難いことなのかよくわかっているつもりです。

 それから、個人的に、直接わたしに支援してくださいました、SNSの相互の皆様も、本当に本当にありがとうございました。
 ネットの上で応援をいただくことは、わたしにとっても本当に大きな支えで。「ひとりぼっちじゃない」と、心から思えました。

 ほんとうに、ありがとうございました。
 心も、懐も、とてもとても救われました。
 感謝してもしきれません。ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました! 

 令和6年7月 祥之るう子。