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先生たちの夏フェス!「Teachers'HUB」(3)

【PART2】

〈2―A〉どうして私たちは学校をつくったのか

 教育の可能性を信じて挑戦する人々にとっての選択肢の1つが「学校をつくる」ということ。各地で新たな私立/オルタナティブスクールの立ち上げに参画した五木田洋平さん、青山雄太さん難波佳希さん、齊藤勇海さんがその意義と理想について語り合いました。

〈登壇者プロフィール〉
五木田洋平
HILLOCK初等部 カリキュラムディレクター / 代々木校校長。10年間私立小学校の教員として勤務し、現在は2022年に開校したオルタナティブスクールHILLOCK初等部の設立から参画。単著「ICT主任の仕事術 仕事を最適化し、学びを深めるコツ」(明治図書)「対話ドリブン」(東洋館出版)を刊行。また、学校組織を対話によりアップデートするポリシーメイキングプロジェクトを主催している。
青山 雄太
ヒミツキチ森学園グループリーダー。一般社団法人PLAYFUL。15年間、公立小学校教諭を務めたのち、2020年にオルタナティブスクール「ヒミツキチ森学園」を仲間と共に立ち上げ、グループリーダー(担任)に就任。「自分のどまんなかで生きる」「軽やかに先生する人を全国に増やす」「子どもたちと未来をつくる仕事をして社会に貢献する」をビジョンに、幅広く活動中。月10万回以上読まれている「あお先生の教育らぼ」を運営する他、先生向けの講座や、現職の先生のリフレクションに伴走するなど、教育関係者の手助けをしている。手帳術やタスク管理など、軽やかな先生の働き方につながることをコミュニティやVoicyで発信中。著作に「先生が知っておきたい仕事のデザイン」「プロジェクト活動のススメ」(明治図書)がある。
難波 佳希
学校法人日吉学園森の小学校「とさ自由学校」教務主任・中学校設立準備室室長。難波ファシリテーション事務所代表。Start Up For Education 学校づくりコンサルタント。新卒で、学校法人日吉学園小学校設立準備室に参画し、3年間小学校設立に関わる全業務を担当し、2019年4月に高知県に「森の小学校とさ自由学校」を開校。開校後、教務主任として、学校経営全般に関わりながら、カリキュラム編成、プロジェクト型学習の設計、実施や研修デザインを行う。2015年より難波ファシリテーション事務所を設立し、自治体、NPO、企業の多種多様な研修・ワークショップのファシリテーターを務める。Start Up For Education 学校づくりコンサルタントとして活動を始め、学校づくりに関わるアドバイス等を行う。3児の父。趣味はサッカー、読書、お酒、温泉・サウナ。個人HPヒロック初等部HPインタビュー動画
齊藤 勇海
埼玉県の公立小学校教員(9年間)を経て、神戸の探究型オルタナティブスクール「ラーンネット・グローバルスクール」のナビゲータとなる。子どもの好奇心や探究心を引き出す関わり方を広げるため、学校コンサルティングやセミナー講師、講演活動など幅広く活動している。2023年6月には、小学生対象の二拠点目となる「ラーンネット・あーる」を設立し、同校で代表を務めている。

https://sites.google.com/nitobebunka.ac.jp/nitobe-teachershubより引用

〈2―B〉探究×AI〜まずは先生のパートナーとして〜

 子どもたちの『興味・関心』から探究学習を始めることは、気持ちを高める大事なステップである一方、テーマが多岐に渡り、先生の伴走が難しくなるという側面も出てきます。こうした探究学習にまつわる問題に対して、まずは先生がどんなことができるのか、新渡戸文化中学校・高等学校の情報科教諭の勝田浩次先生が基本的なAIの活用方法とともにレクチャーしました。

〈登壇者プロフィール〉
勝田 浩次
大阪府の公立高校・私立高校専任教諭を経て、現在は東京都の新渡戸文化中学校・高等学校の情報科教諭及び、キャリア・ラーニングデザインチーフとして勤務。校内研修やテクノロジーを用いた教育の推進に関わっている。過去には、パナソニック教育財団特別研究指定校(テーマ「ICTを活用したアクティブラーニングの実践と評価」)の研究主任や、国立教育政策研究所研究指定校(テーマ「総合的な探究の時間」)の研究事業に従事。2020年のCOVID-19の影響による休校時には勤務していた私立中高にて「全教員で取り組むオンライン学習」をコーディネートし、定着させた。2021年からは教職を務める傍ら,教育コンサルタントとして、1人1台端末の活用や新コース開設のサポートなどの支援も行っている。Apple Distinguished Educator 2017 Google Educator Group Sakaiのリーダー

https://sites.google.com/nitobebunka.ac.jp/nitobe-teachershubより引用

〈2―C〉これからの校内研の”ミカタ“〜公立小での挑戦〜

 「やらされ感」のある校内研究はもうやめにしませんか。どの学校にも存在する校内研究のあり方を捉え直し、これからの校内研究についてポジティブに考えていきます。土信田幸江さん(戸田市立戸田東小学校教諭)、古矢岳史さん(練馬区立石神井台小学校小学校主任教諭/BEAT 主宰・viscuit ファシリテーター)、佐藤由佳さん(国分寺市小学校教員)によるFBグループ「校内研のミカタ」主催の特別セッションです。

〈登壇者プロフィール〉
土信田 幸江
埼玉県戸田市立戸田東小学校教諭。教員歴18年 前任校で5年間校内研修主任を務め、クラス総合・自由進度学習・対話・官民連携・AI活用等を推進。オンライン研究発表会を5回開催し、延べ1500名超の参加者。現在、STEAM教育を中心に実践。2023・2024 SONY子ども科学教育プログラム「教育実践論文」子ども科学賞 2年連続受賞。
古矢 岳史
練馬区立石神井台小学校小学校 主任教諭。BEAT 主宰・viscuit ファシリテーター。2021年9月に新著『いちばんやさしいGoogle for Educationの教本』(インプレス社)を出版。教育者が無理なく利活用できる。学習者がツールとしてハイテク、アナログを選択できる。そんな環境を整えられるよう、日々考え、実践しています。全ての人が「テクノロジーとサイエンスの善き使い手になること」を目指して発信をしています。未来を創る子ども達を育てる教育者の「鼓動」を繋ぐイベントBEATも隔月で開催しています。https://m.facebook.com/beatforthefuture/
佐藤 由佳
東京都国分寺市小学校教員(担任経験15年目)。現職派遣研修制度により東京学芸大学教職大学院修了(第14期)教員同士の学び合いや校内研究の充実に関心があり、日々実践を行っている。共著『校内研究を育てる』(創風社,2022)

https://sites.google.com/nitobebunka.ac.jp/nitobe-teachershubより引用

(4)へ続く〉


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