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ダイビングのマイ器材を持たないままどこまで粘れるか?境界線を探ってみる2025

表題からも分かる通り、フルレンタル器材で延々とダイビングを続けていくには、ある種の「限界」というものがあると思っています。今回はその辺りの「限界」や「境界」について考えてみたいと思います。

まずこれまでのトレンドや歴史を振り返ってみます。

例えば、車の所有ということを見ても、今はシェアリングやレンタカーというのが流行っていて、昔と比べてマイカー(「夢のマイカー」という言葉がありましたね)を持つ方は、少なくなっていると思います。(少なくとも都会や都心部では)

ダイビング器材についても、昔と今では考え方が少しずつ変わってきています。

ざっくり・・・
昔(50年前):やるならマイ器材必須
10年前:(10-20年前)フルレンタルで問題なし
今:どこまでやるかで適切に判断して
こんな感じ。


⚫️30〜50年前
「ダイビングしたいなら100万円以上持ってきて!」と言われる時代で、ほとんどの方が、ダイビングをはじめる=マイ器材購入をしていた時代でした。今ほどレンタルも良くないですし、命にかかわるものだからと、器材購入がある意味でマストな時代でした。ダイビングはお金のかかるブルジョアな遊びでした。

⚫️10〜20年前
レンタル器材ブームの到来。ダイビングをはじめるハードルが低くなりました。車のシェアブームじゃないですけど、レンタル器材が各ショップに整備されて、「器材持たなくてもいいんじゃね?」「家に置いておけないし」など、レンタルすることが市民権を得ていきました。
一部ショップの「器材販売の押し売り」が消費者庁からさされる案件なども重なり、器材を揃える「恐さ」が顕在化してきたような時代でした。

⚫️もう一つ番外編 そうですね10年前くらい
「ヤフオクブーム」の時代ってのもありました。
ダイビング器材をオークションで揃える、そんな時代。(器材のコンディションが分からないのと、やはり命にかかわる器材なのに、信頼ができない状態のものが多く出回り・・・今では、衰退してきているように思います

じゃ今、
⚫️2025年
細分化され、「どこまでやるかで適切に判断して」という時代になっていると思います。

なぜこうなったのか(変化したの)というと、昔は情報がなかったんです。だから、近所のダイビングショップに行って情報を集めるしか方法がありませんでした。しかし今はどうでしょう?インターネットやYouTubeなどを使って、驚くほど簡単に情報を得ることができる時代になりました。また、マイ器材購入についても、正しい知識を持った人が増えて、適切に判断されることが多くなったと感じます。

歴史とトレンドについてはここまで。

以下からは具体的に、考えていきます。

本当は、軽器材、重器材、ウエット、カメラ、ライトみたいな感じで、それぞれの購入のメリットやデメリット、適切な購入タイミングを考察してみたいのですが、、、
随分細論になりすぎて、今回の本題からそれていくような気がします。
ですから今回は、フルレンタルでダイビングできるのはここまで!マイ器材だと、何ができるのか?について、考えていきます。


フルレンタルでできるのは、ココまで!
⚫️沖縄旅行ついでに1日潜る
⚫️海外にハネムーンに行くのでついでに潜る
⚫️石垣島でマンタをとりあえず「見る」
⚫️1年に1度、夏に潜る
⚫️簡単なポイントへのファンダイブ
「私、ダイビングをやったことがあります〜」
「一応免許持ってるんです〜」

と言うようになる。

マイ器材ダイバーでしか到達できないのは、コノ辺り!
⚫️ハンマーヘッドシャークの大群を見にアタックする
⚫️宮古島の海底洞窟に潜りに行く
⚫️東洋のガラパゴス皆んな大好き小笠原にダイビング旅行に行く
⚫️楽園パラオに潜りに行く
⚫️グレートバリアリーフにダイビングクルーズに行く
⚫️月に数回、水中散歩をしに行って、水中の四季を肌で感じる
⚫️本格的な水中写真を撮ってSNSに投稿する
「私の趣味は、ダイビングです!」
と自信持って力強く他人に言えるレベルの方だと思います。


「いやいや、私はフルレンタルでもイケたよ」
「フルレンタルでも、デキたよ」

そういう声もあるでしょう。
しかし、デキてると思ってるのは実は「自分だけ」、ほとんどの場合、本質的にはデキてないケースが多いように感じます。
だって知らないでしょ「本当の本質を」。

なんでマイ器材だとデキて
フルレンタルではデキないのか?

例えば、
⚫️高級車のレンタカー屋さんで、フェラーリを1日借りて憧れの女の子と乗るデートを考えました。でも、ナンバープレートはレンタルしたことが分かる「わ」ナンバー。気になる彼女を「わ」ナンバーの車で落とせるわけがないですよね?

⚫️レンタル猫ちゃん専門店に行って、都合の良い期間だけ可愛い猫ちゃんを家に迎えて過ごすことを想像してみてください。それで猫ライフを満喫できますか?子猫の時から家族に迎えて老猫になるまで一緒に暮らし、家族として時間を過ごすことでとても素晴らしい猫人生になるでしょうね。

ダイビングも同じ。

海は1つのような気がしますが、難しいポイントもあるし、特殊なエリアもある。
リスクだって、難易度が高い海に行けば行くほど上がります。自分の器材を整備して調整して適切に扱うことができるダイバーのみが到達できる(潜れる)海があるり、フルレンタル器材で、できることには「限界」があるんです。

レンタルやシェアリングが活発になり、色んなハードルは低くなりました。バーチャルや仮想がどんどん進み、やってなくてもやった感が持てる時代。一方で、お手軽だけが注目されて、本気で本質的にやることが軽視されていくようなフェーズにもなっていると感じます。

それは、分かった!

では次は、マイ器材を持つリスクも以下で、見てみましょう。

⚫️お金かかる(器材だけ全部で100万円前後)
⚫️毎年のメンテナンス費用もかかる
⚫️家に置いておくスペースもいる
⚫️買い替えの必要性も出てくる
⚫️器材代金(100万円)の他に、旅行代金、ダイビング代金もお金がかかる(数百万)
⚫️旅行の度に郵送費や持ち運びが必要になる(手ぶらでいけない)

こんなところです。

しかし、考えてみてください。

「労力やコストをかけて挑戦するからこそ、そこに人生の感動」があるんです。
かけるものが大きければ大きいほど、得られるものも大きいのです。
時間とお金と情熱をフルにかけて、水中世界に出かけましょう!








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