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ESportsの世界【Atlanta Report 2023】
令和5年(2023年)12月9日(土)に日本を出発し12月19日(火)までの日程でアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ🇺🇸に!NASEF(Network of Academic and Scholastic Esports Federations)が主催するeスポーツサミットに日本人の教育者として初めて参加しました!eスポーツ教育(ESports education)が進んでいるアトランタで開催されたこのサミット(summit)では、eスポーツを通して子どもたちの教育をどのように行なっていくかというテーマで意見交換が行われました。
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1)1978年に登場したスペースインベーダー
「eスポーツ(esports)」とは「Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ」の略で、オンラインゲームやビデオゲームでの対戦をスポーツ競技としてとらえたもの
ゲームの始まりを振り返ると私が小学生の頃に登場したスペースインベーダー!
1978年6月に発表され爆発的なブームに!
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インベーダーゲームはタイトーから1978年6月に発表された。爆発的なブームになったのは、同年9月ごろにプレーヤーが立ってゲームをするアップライト型のゲーム機に続いてテーブル型の流通が始まってから。喫茶店を中心に多く置かれるようになり、「インベーダーハウス」と呼ばれるゲームセンターも次々に出現した。
全米では、1970年代に「スペースインベーダー選手権」の参加者が1万人となったそうです。
1980年代に入ると格闘ゲームやスポーツゲームが流行し、1990年代に初めて「eスポーツ」という言葉が使われ始め、2000年代に入り世界中で「eスポーツ」という言葉が使われるようになりました。
インターネットの普及により急激にオンラインで世界は繋がり、2010年代にはeスポーツが世界中で急成長します。
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2)eスポーツはオリンピック正式種目へ
2020には新型コロナウィルス感染症が流行し、あらゆるフィジカルスポーツイベントの開催中止が相次ぎました。自宅で過ごす時間がほとんどとなり、学校も自宅学習やオンライン授業に日々。世界中の子どもたちがそのような毎日を過ごす中で、大人も含めてオンラインゲームの人口増加が加速しました。
現在、eスポーツの競技人口は全世界で毎年平均5%以上増加し続けていて、視聴者数は2023年現在、全世界で数億人になっているとも言われています。
そしてeスポーツを本格的にオリンピックの正式種目に採用する動きも出てきました。
3)多様なeスポーツ界の職種
世界中で急速に拡大しているeスポーツの世界。子どもたちの多くがゲームに親しみ興味も深い。そのeスポーツを通して、子どもたちの教育促進に取り組んでいるのがNASEF(Network of Academic and Scholastic Esports Federations)です。
NASEFはデジタルツールを用いて、次世代を担う子どもたちの知能の向上や、SEL(Social and Emotional Learning:社会的感情学習)などの教育を支援する団体です。
eスポーツ教育の可能性は大きい!
学びのカタチは大きく変化してきています。世界基準(world standard)に照らせば、デジタルツールを用いて世界と繋がり、国際感覚を養うことや語学スキルを身につけることは重要となってきます。
これからeスポーツの世界では多種多様な職種が生まれてくると考えられています。
プロフェッショナルプレイヤー/プロゲーマー選手
ゲームコーチ/講師
チームマネージャー/運営者
キャスター/解説者
ジャーナリスト/ライター/記者
データアナリスト/分析者
ストリーマー/配信者
プロデューサー・ディレクター/運営者
ゲームデザイナー/開発者
マーケティングプロモーター/PR広報
法務/契約スペシャリスト
イベントコーディネーター
スポンサーシップコーディネーター
ビジネス開発/セールス
コミュニティマネージャー
パフォーマンスコーチ etc.
それは広範囲にわたり、音楽やアートの分野とも融合しています。
「単なるゲームでしょ。遊んでいるだけでしょ」と言えるでしょうか…
これらはeスポーツ界における主な職種の一部。今も急速に成長していて新たなロール(役割)やキャリアパス(職歴:キャリアを得るまでの道)がドンドン生まれています。デジタル人材の育成が求められる現代では、eスポーツ教育は必要不可欠であると言えるでしょう。
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4)世界共通語としてのJapanese Pop Culture
今回、eスポーツサミットの翌日に開催されたDREAMHACK2023にもゲームやサブカルチャーに親しむ人々が全米から集まっていました。その中でも人気があるものはマリオやスマッシュブラザーズ、ドラゴンボールやガンダムなど日本のゲームやアニメ!。
「I came from Japan!」と声をかけると、みんな興味を示してくれました。
Japanese Pop Cultureは世界に通用する重要な共通アイテムとなっていることを実感しました。
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「学校で英語の勉強をイヤイヤしなければならない」から
「海外の同世代の人とゲームやアニメで交流したい!」
というマインドになれば「英語でコミュニケーションしたい」「英語で自分の考えを表現したい」という気持ちも強くなると思います。
先ずは体験、先ずは交流!
その先に「もっと相手の事を知りたい」「相手と共感したい」が生まれると思います。
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まとめ
「好きこそものの上手なれ」
楽しんでやることによって上手くなるもの。あることに熟達するには、それを楽しめるようになることが肝要である
嫌いなものを我慢させながらやり続ける方がいいでしょうか…
好きな事を楽しみながら自分の力でハードルを乗り越えていく方がよほどいい…
eスポーツの世界はそれを可能にすると思います。
なぜなら子どもたちはゲームが好きだから…
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