アウトプットのすすめ
1)無形の思いを有形の現実世界へ
noteをはじめて3ヶ月が経ち、思っていることをアウトプットすることで、以前より自分の考えを整理できてきたように感じます。
学びを結果に変える「アウトプット大全」には、次のように書かれています。
アウトプットは、自分自身をステップアップさせてくれる方法だということは以前から無意識に感じていたようで、ずっと日記をつけています。
5年日記も3冊目に突入し、その前の10年日記と合わせると、今年で25年目になりました。よく続いてます。
無形の思いを有形の現実世界へ具現化することで、現実をさらに良い方向へ変えていこうと思います。
2)ジャーナリング
「ジャーナリング」というアウトプット方法があります。
「書く瞑想」とも呼ばれ、頭に浮かんだことや感じたことをどんどん紙に書き出していくことです。
日記や日誌という意味を表す英語の「journal」に由来するとのこと。
ありのままの心の内をランダムに書き出すことで、集中力を高めるマインドフルネスの状態を作り出すことができると言われています。
「自分はこんなことを考えているのか」「このようなことで不安を感じるのか」と自分を客観視することで、ストレスから解放されてリラックスするということは、
心のクリーニングを行なうことだとも思います。
不安に思っていたことや落ち込んでいる原因を具現化することで「ネガティブ思考」から抜け出し「ポジティブ思考」に想念を転換させるキッカケにもなるでしょう。
自分の気持ちを自由に表現できるセーフスペースとして機能することからメンタルヘルスの維持にも役立つと考えられています。
このようにアウトプットの効果はメンタルケアとも密接に関係していることをあらためて実感しました。
3)担任時代の傾聴面談
担任時代、生徒の個人面談をよくしていました。
「とにかく聞いてあげる」という意識で、許す限り時間をかけて1人の生徒と向き合うことにしていました。
「最近どう?」
からはじまり、話を聞きます。
ジャンルは問いません。
ガンプラ(ガンダムのプラモデル)の話を延々と聞いたこともありました。
「へえ〜、くわしいね〜、それから…」
「そうなんだ。それで…」
「すごいね〜。それで…」
発言はこんな感じ。
後はうなずきながら聞いてあげる。
最長で2時間以上、話を聞いたこともありました。
しゃべり尽くした感じの子に「それで…」とたずねると、
「…もうないよ」と言ったのを覚えています。
面談を終えた翌日はみんな明るくなりました。
今でも先生方に「面談してください」と言ってくる子がいます。
それは「話を聞いてください」というシグナルです。
「とにかく時間の許す限り個人面談してあげてください」と先生方には伝えていて、特に新入生に対しては「指導はしなくていいので、よく話を聞いてあげてください」お願いします。
傾聴による個人面談というアウトプットの機会は、子どもたちにとって大切な時間だと思います。
まとめ
たとえば
「さあ、ソファに座ってリラックスしてください。お茶でもしながら、何でも話していいですよ。今日はあなたのためにたっぷり時間をとってありますからね」と信頼している人から言われたらどうでしょう。
大人でも嬉しいと感じるのではないでしょうか。
これだけで、もしかするとストレスが軽減されている場合もありますよね。
「アウトプットすること」で自分を良い方向へ進ませ、「アウトプットさせてあげること」で、目の前の人も良い方向へ進ませてあげたい。
学校でも家庭でも、子どもたちにアウトプットさせてあげる環境づくりが大切です。
「今日、どうだった?話を聞かせて」
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