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(温泉)風邪の始まり①

だいぶ昔の話です。7月くらい?

風邪の原因はいくつもありますが、睡眠不足、疲労、寒さは外せないでしょう。

1 呼び出し

夜9時半頃に仕事が終わり、疲れた心身を引きずりながら電車に乗っていると、絶賛休暇中で暇を持て余しているデブから、駅に集合という呼び出しを受けました。

何やら、スーパー銭湯に行こうじゃないかとのことです。

正直、帰って小さなお風呂に入り爆睡するだけで僕は満足だったのですが、そういえば前日に調子に乗って行けると言ってしまった記憶があったので、僕は行くことにしました。

2 同じ境遇

駅に着くと、僕よりやつれた絶望的な顔が目の前に現れました。友人の1人、サイコパスです。彼もまた、デブから招集を受け、仕事終わりながら温泉に行くことにしていたのです。

僕は疲れていましたが、サイコパスのより一層疲れていて、萎びた大根のような顔を見ていると、なんだか元気が出てきました。

3 遅刻

デブというのは時間にルーズで(彼の言葉を借りるなら、時間という概念に縛られておらず)、今回もちゃんと遅れました。

僕とサイコパスは晩ご飯を食べていなかったので、仕方なくデブの最寄駅まで電車に乗った後、空腹を満たすためにアイスを食べました。行ったローソンのアイスコーナーが非常に低いクオリティだったので、それについて一緒に悪態をつきながらアイスを頬張っていると、ようやくデブが登場です。

運転しているのはドングリというもう1人の友人で、こいつも事あるごとに遅刻するので、デブとドングリが合わさったということは、そういうことです。

4 スーパー銭湯へ

デブはかっこいい車を持っていますが、それを運転するための免許証を無様に無くしています。そのため、今回はドングリの運転で銭湯まで行きました。しかし、ドングリの車はエアコンが壊れており、真夏であるというのに冷風が出ません。

仕方なく窓を全開で走るのですが、なんとまぁ風の強いこと。ドングリの荒い運転も相まって、凄まじい風が吹き込んできます。
1日の仕事で乾ききった僕のコンタクトは限界値を超えていました。

5 ちょっと待て

デブとドングリは何食わぬ顔で銭湯に向かおうとしていましたが、僕とサイコパスは猛抗議をしました。なにせ僕たちは晩ご飯を食べていないのです。日中ダラダラと過ごしていたデブとドングリは既に晩ご飯を食べていたようですが、そんなもの、労働者の空っぽの胃袋が優先に決まっています。

急遽寄り道をして、岐阜タンメンを食べることにしました。

6 大盛況

僕たちが到着したのは11時過ぎでしたが、岐阜タンメンは大盛況。外で並ぶ羽目になりました。近くには3時までやっている温泉がありますし、この時はお盆でもあったので、大学生と思われるむかつく顔立ちが並んでいました。

僕もつい先日まで大学生だったはずなのですが、すっかり気持ちだけ大人びていて、大学生の舐め腐った態度や、暇そうなアホヅラを見ているだけで苛立ってきました。隣を見ると、まだ学生のサイコパスが立っていたので、鬱憤を晴らすように攻撃をしておきました。最も、他の学生と違って、サイコパスの学生生活は暗鬱たるもので、輝きなど一切ないのですが。

初めての岐阜タンメンでした。美味しい、、、!

まだまだ元気です。

続く

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