久方ぶりの中国訪問① たどり着くまで
こんばんは。
二泊三日という短い間ではありますが、半年ぶりくらいに中国へと観光にいきました。その模様をお伝えします。
いよいよ中国は春節を迎えるわけですが、これは12月始めのお話です。……随分と寝かせたものです……
最近、短期滞在ならば日本人が中国に行くのにビザが必要ではなくなりましたね。ビザ免除が発表された時には既に飛行機を予約して、ビザの申請もしてしまっていたため、今回の旅行はまだビザがある状態でしたが（くそ）、これからあの小難しくてかったるいビザ申請をしなくてすむと思うと、想像するだけで肩の荷がおりる感覚があります。
ビザが免除になったので、皆さんも気楽に中国に行けるようになりましたね。このブログがそんな皆さんの背中を後押しできたら嬉しいです。
１ 名古屋から大阪
巨大な大陸の話が始まるかと思いきや、日本の話で申し訳ありません。
毎度のことながら、僕は中国の合肥市というところに拠点を置くのが通例です。合肥市に行くには、一度上海で乗り継ぎをする方法と、合肥への直行便を使う方法があります。上海で乗り継ぎをすると、一番近いセントレアからフライトが出ていますしやや安いですが、当然上海の空港で待たされます。一方、合肥市への直行便はそりゃ楽ですが、関西国際空港からしか飛行機が出ていません。セントレアの小ささが虚しくなります。
悩んだ末、僕は後者を選びました。
何故なら、名古屋から関西国際空港を繋ぐバスでもあるだろう、と何の根拠もなく思っていたからです。名古屋からバスに乗って寝ていたら、いつの間にか飛行機の離着音がする場所に到着していると思ってしまったんですよね。僕は色々と考えているフリをしながら、何も考えていないし調べてもいない時があります。今回もまさにそうで、名古屋から関西国際空港まで一本で繋ぐバスなど存在しません。
絶望しましたが、予約してしまった以上仕方がありません。失敗はしますが、失敗から学ぼうという姿勢は人一倍であると自負しています。僕は名古屋から新幹線に乗り大阪駅まで行き、大阪から梅田までを御堂筋線で行き、梅田から関西国際空港までをバスで行くルートに変更しました。我ながら素晴らしいルート設定です。新幹線では執筆を進め、バスでは寝る。値段もそこそこリーズナブルで、抜け目がありません。完璧なルートです。
もちろん、僕のプランが完璧であるはずがありません。新幹線では半分寝かけるわ、御堂筋線を探すのに手間取るわ、リムジンバス乗り場が見つからずにイライラするわで、散々な遅延ぶりでした。早めに行動したからよかったものの、あやうく僕は中国はおろか、関空にすらたどり着けなかったかもしれません。
改めて思う訳です。自分がいかに無能で、旅に向いていないのかを。
２ 関西国際空港
寝る予定だったリムジンバスでは、終始酔ってしまいました。ここだけの話、大阪のリムジンバスの運転は荒いです。帰りのリムジンバスでも吐きそうになりました。
……なんてことはありつつも、無事に関空に到着です。
関西国際空港はここ数年でリノベーションを重ねているようで、23年には、国際線がリニューアルしました。税関を抜けた後の免税ショップが大幅に変わり、飲食店やお土産ショップが立ち並ぶ、早めに空港に行きすぎても後悔しない素敵なエリアが完成していました。
出国をすますと、化粧品ブランドが立ち並ぶ近未来的な空間が人々を出迎え、ディズニーのアトラクションを体験しているような、つまるところ、別の国にいるような高揚感を抱きました。日本を出てはいるので、本当にここは別の国なのかもしれませんね。
常日頃海外の人にtax free？と聞かれ過ぎてうんざりしている僕ですが、まさか僕がtax freeを受ける側になるとは露とも思っていませんでした。彼女に向けて薬局で湿布を買ったり、抹茶の団子を買ったり、ケーキまで買いました。空港でケーキが買えるんです。驚きですよね。冷凍のケーキで、十一時間持つと言われました。これで、海を渡って彼女にケーキを渡すことができるのです。そんなことができるのかと僕は感動してしまって、躊躇わずに一つケーキを買いました。
大量のお土産を持って、僕は飛行機に乗りました。大阪にくるだけで大分疲れきってしまいましたが、ここからが旅の本番です。中国に向けて出発します。
……と言ったものの、字数と体力の関係上今日はここまで。書きながらもしや……と感づいてはいましたが、やっぱり中国に到着しませんでしたね。
いやぁ、申し訳ありません。次回は中国に行きますので、タイトル詐欺だと罵らず、温かく見守って下さればと思います。
続く