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【読書記録】夢を叶えるゾウ0

今回は、【夢を叶えるゾウ0】についての要約と紹介を行いたいと思います。


・本の概要

インドの神様であるガネーシャが、うだつの上がらない主人公の元に現れ、様々な課題を出し、その人を成長させていくという物語。本書のの主人公は、これまでのシリーズとは異なり、特に夢を持っていない人物です。会社で課長からパワハラを受けており、すぐにでも辞めたいと思っているものの、辞める勇気もなく、自分には夢がないと感じています。ガネーシャは、そんな主人公に「本当の夢」を見つけてもらうため、様々な課題を与えていくのです。

単に「夢を見つける」だけでなく、人生の意味や、自分自身の価値を見出すことの大切さを説いています。ガネーシャは、主人公の心を揺さぶり、時に厳しく、時にユーモラスに、彼を導きます。また、ガネーシャのペットであるバクも重要な役割を果たし、人の夢の匂いを嗅ぎ分け、その夢がどんなものかを判断していくのです。

・本から学べること

1. 不安と行動
人間は、経験していないことに対して不安を感じる。
その不安が大きくなるほど、行動できなくなってしまいます。

周りに流されて生きていると、一時的に安心感を得られるが、「囚人」 のように、誰かの歯車の一部のようになってしまうかもしれない。

経験を積むことで、不安は減っていく

不安を解消するためには、行動し、経験を積むことが重要なのです。

「不安で作られた鉄格子」 に囲まれたまま一生を過ごさないためには、行動することが大切であり、不安は行動していく中で解決していくしかないのです。

2. 夢の力
夢には、物事の意味を大きく変える力がある。
本当の夢を持つことで、人生が輝き出し、ありふれた日常が特別な意味を持つようになる。夢は、生きる上で空気や水、食べ物よりも大事になることがあるとされています。

夢を持つことは、人生のモチベーションになり、困難を乗り越える力になる。

3. 自分の好きなことを見つける
夢を見つけるための第一歩は、自分が本当に好きなことを見つけること。

多くの人が、他人からどう思われるかを気にしすぎて、本当に好きなものを見失っているのです。

小さい頃に好きだったことを思い出すことで、本来の自分を取り戻すことができるとされています。

「世の中の人が全員嫌いでも、自分はこれが好きだと言えるものが、本当の好き」
「例えお金を貰わなくてもやっていける、好きなものが本当の好き」

4. 新しい経験

「最高の楽しいは、必ず『わからない』を含む」

人間は、未知のものにこそ喜びを感じる。

日々の生活に、意識的に初めてのものを入れることで、新しい発見がある。

新しい経験は、視野を広げ、夢を見つける助けになる
いつもと違う道を通ったり、普段と違うメニューを頼むだけでも良い。
興味を持ったことは、一歩深く掘り下げてみる。

5. ネットとの付き合い方
ネットは簡単に欲求を満たせる便利なツールだが、使いすぎると夢から遠ざかる。欲求には、短期的欲求と長期的欲求があるとされている。

夢は、長期的な欲求であり、簡単には満たせない。
ネットは、短期的な欲求を簡単に満たしてしまうため、長期的な欲求の実現を妨げる可能性がある。
ネットとの付き合い方を見直し、「自由な時間」 をつくることが大切。

6. やりたくないことを反転させる
やりたいことを見つけるために、やりたくないことをリストアップし、それを反転させる。
やりたくないことの裏には、自分が本当にやりたいことが隠されているのです。例えば、満員電車に乗りたくないなら、移動でストレスを溜めずに働ける仕事を探す。嫌な人との飲み会に行きたくないなら、好きな人たちとだけ飲み会に行く。
いたってシンプルですね。

7. マイナスの感情を受け入れる
行動を起こす時には、不安や恐怖などのマイナスの感情を抱くのは当然のことであり、マイナスの感情を否定するのではなく、「これも自分の一部」と受け入れることが大切です。
マイナスの感情の裏には、必ずプラスの意味が隠されている。
自分の欠点や弱さを告白することは、周りの評価を気にしない人生の第一歩だから、どんなにマイナスに見える感情でも、それを受け入れることで、新たな発見がある

8. 自分と違う分野・文化の人と話す
自分と違う分野や文化の人と話すことで、新しい視点や価値観が得られる。自分の才能や強みを見つけてくれる人との出会いがあるかもしれない。
世間的な評価ではなく、自分がどう感じるかを大切にして、人と接する。

9. 怒りの感情を伝える
辛いと思っていることは、相手にちゃんと伝える。
怒りの感情は、自分を大切にする感情3952
ただし、怒りが強すぎると、「悪いのは全部相手だ」 と思い、成長が止まってしまう。

10. 苦手な人の信念を読み取る
苦手な人の信念を読み取ることで、共感できる部分が見つかるかもしれないのです。人の行動には、その人なりの信念があることを理解する。
相手の信念を理解することで、共感の幅を広げることができる。

11. 痛みから学ぶ
悲しみは、出来事そのものではなく、出来事が持つ 「意味」 によって引き起こされる感情であり、普段は当たり前になっていることの「意味」を、失った時に初めて意識する「自分の人生の意味」 を教えてくれるのは、痛みかもしれませんということです。

本物の夢とは、自分と同じ痛みを持つ人を救うこと
どんな悲しみも、いつかは喜びの種になる。

12. 本当の夢
本物の夢は、「自分のため」「人のため」 の両方を兼ね備えている。
本物の夢を持つことで、自分の最高を引き出すことができる。
本物の夢は、自分への愛と他人への愛が、最も高い次元で交わった時に現れる。本物の夢は、自分を救い、他人を救うことにつながるのです。

13. 自由を大切にする
偉人の多くが朝活をする理由は、「疲れておらず、自由に使える時間」 だから。夢を叶えるために、やりたいことにエネルギーを注ぐことが大切。

14. 実物を大切にする
夢を持つためには、実物を見ることによって、もっと知りたいと思うことが大切

・印象に残った言葉

「人間ちゅうはな、経験してへんことにはどこまでも不安を広げてまうもんやねん。そんで、不安が大きゅうなればなるほど、ますます行動できへんようになる。その結果、世の中のほとんどの人が『不安で作られた鉄格子』に囲まれたまま一生を過ごしていくことになるんやで。」
不安のメカニズムと、それが人の行動をいかに阻害するかを明確に示している。多くの人が、不安のためにやりたいことを諦めてしまっい、やりたくもないことをやっていることは自分に置き換えた時に深く心に刺さったなった感じる。

「人が生きる上で一番大事なことはな、本当につらいときに『助けて』と口に出して言えることやねんで。」
多くの人が抱える「人に弱みを見せられない」という心理的な壁を打ち破るることができればどんあに楽なのだろうか。つらい時に助けを求めることの大切さを、力強く語っています。

「ほんまの好きいうんは、他の人間は一切関係ないねん。『世の中の人全員が嫌いだと言っても、自分はこれが好きだ』って入れるもんが、ほんまの好きやねん。」
他人の評価を気にせずに、自分の心の声に従うことの大切さを教えてくれます。自分の好きを貫く勇気であって他人を気にして自分の好きなことから逃げないということが大切です。。

「自分ちゅう存在の小ささに気づけたとき、変わることができる。新たな人生を始められるんや。」
自分の未熟さを受け入れ、そこから成長していくことが重要です。

「人間は、未知なるものにこそ喜びを見出す存在であることを――未知の要素がないのなら最高の楽しさは決して得られないことを――実感するのだ」新しいことに挑戦することが成長への第1歩。未知の体験こそが、人生を豊かにする源泉なのです。

「何かを求めて走ることを止めたとき、世界は、色あせるんだ。」

この言葉は、常に目標を持って生きることの大切さをを表現している。

「夢」ちゅうのは、「長期の欲求」じゃ。
夢の本質を理解する上で非常に重要です。
夢なんてすぐ叶う事はありません。長期的な目線で時に挫折したり、時に嬉しあったりと色々な感情と向きあう中での夢なのです。

「自分のなかで好きになれへん部分や、決してまいたくなる嫌な感情ってあるやろ?そういう欠点や府の感情を否定したりするんやのうて、『これも自分の一部だ』て受け入れるようにしてみいや。そうすることで、等身大の自分に自信が持てるようになる、夢を見つける力も、かなえる力も強まるんや。」
ありのままの自分を受け入れた先で新たな自分になるのです。

「悲しみ」ちゅうのはな、その出来事以上に、出来事が持つ「意味」によって引き起こされる感情やねん。でも、ほとんどのひとが、普段の生活を送る上で「意味」を意識して生きてへん。日々の出来事やそばにいる人は自分にとって「当たり前」になってもうてるからな。当たり前ちゅうのは、意味に気づけてないちゅうことなんや。意味を思い出すことができるんは――失ったときや」
普段当たり前だと思っていることにも、大きな意味があることを教えてくれます。また、痛みや喪失から、人生の意味を見出すことができるからこそ、自分にとっての1つ1つの出来事が意味のある瞬間なのかもしれませんね。

・最後に

自分の心と向き合い、本当にやりたいことを見つけ、行動に移す勇気が大切。

でも行動する勇気が湧かない、、、

それは行動していくしかない、、、

その行動でしか不安が解消されることはないのです。

だからこそ、夢を追う事から逃げない、自分の好きなことが例え批判されてもそれを上回る情熱をもって取り組んでいくしかないね。

2025年新たなスタートを切ったり、環境が変わったり、、、
多くの人が変化していくかもしれない。

変化なんて恐れていちゃダメ。

変化って成長への第1歩だと思うよ。

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