【読書記録】手紙屋
今回は、【手紙屋】についての要約と紹介を行いたいと思います。
・本の概要
就職活動に出遅れ、将来に思い悩む平凡な大学4年生の僕は、ある日、書斎カフェで、『手紙屋』と書いてある奇妙な広告とめぐりあう。たった10通の手紙をやりとりすることであらゆる夢を叶えてくれるというのだ。
平凡な人生を変えたい! 行動を阻む目には見えない壁を取りのぞきたい! そんな思いに突き動かされるように、僕は『手紙屋』に手紙を書き始めた……。
働くことの意味とは? 真の成功とは? 幸せな人生とは?
そして、謎の「手紙屋」の正体とは……?
就職&転職を考えている人、必読の本。 ーAmazon引用ー
1通目ー物々交換
2通目ーあなたの称号
3通目ー天は自ら助くる者を助くる
4通目ー思い通りの人生を送る
5通目ーある人の人生
6通目ー自分に向いていることを探さない
7通目ー急がば回れ
8通目ーあなたの成功は世界を変える
9通目ー自分を磨き行動する
10通目ー人生の始まり
ビジネス書としての印象が強い本ではありますが、一応、、、小説です。
主人公は、就職活動真っ最中の大学4年生。
その為、手紙の内容は就職活動に関する、面接や結果などなど、、、
それに対して手紙屋さんが答えを書いてくれるというものです。
答えと言っても単に書いてあるものではなく、それは何かに例えられたり、時に考えさせたりと返事がとても魅力的なのです。
あれ、なんで働いているんだっけ?
自分はどの方向に進んで行きたいの?
そもそも働く意味って?
意味なんて考えたらきりがないかもしれない、、、
それでも私たちは前に進んで行かなければいけません。
そんな悩める主人公と一緒に悩み考え、解決していく事ができるそんな物語です。
・本から学べること
働く目的について学んで行くことが出来ます。
就職活動でも、転職活動でも魅力的な会社、魅力的に映る会社は沢山あります。規模であったり、福利厚生、年収、知名度、、、などなど
それでも、なぜ志望するの?と聞かれると中々答えが出てこないあの感覚。自分もそんな想いを持っていたなと就職活動時なつかしく思います。
「働く目的」について考える事が重要です。
例えば、働くと考えると→お金稼ぎ、とりあえずいい会社、、、とそれは別に普通の事だし間違っていると思わない。
でもその先を考えてみてはどうでしょうか?
お金を稼いだ先にどうしたいのか、どうなりたいのか、、、
いい会社に入ってどうなりたいのか、どんな姿でいたいのか、、、
きっと、たどり着く先は「多くの人から必要」とされることではないでしょうか?
自分は会社で何が出来るのか?何を目指していきたいのか?を考えることの大切さを学ぶことが出来ます。
また、自分はなにが向いてるのか?などなど適性検査してみたりすることもあるかもしれないです。
別に適性がなくても、あっても、大切なのはそこにかける情熱の量と時間です。すぐに成果なんて基本出ません。
自分の目標、ありたい姿に向かって行動を続けていくことです。
働くってなんだっけ?と考えを学んで行くとともに、基本的なマインド面を学ぶことが出来ます。
・印象に残った言葉
「どんな状況になっても成功する人は、どんな環境に身を置いても人生を自分で切り開いていこうとする人」
運が良かったから、悪かったからで片づけてしまうのではなく、その出来事1つ1つは自己を成長させてくれるものだと考えることが重要です。そして周囲のせいにするのではなく、常に自分に目を向け環境に適応しようとしていくことが成功、そして成功している人はどんな舞台でも成功できる要因です。
「あなたの持っているものの中で、他の人が欲しがるものは’’お金’’だけなのだろうか?そんなことはない。気が付いていないだけであなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、相手がどうしても欲しいと思うものが沢山あるのだ」
お金は確かに大切だが、お金では買えないものがあるのも確かだよね、、、
自分では気付くことが出来ていないだけで貴方にしかない魅力もあるはずです!
「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています」
能力があっても、行動しなければそれは開花されません。
自分に合う合わないもやってみないと分からない、10回挑戦して9回駄目だったとしても1回開花されれば万々歳じゃないですか!
・最後に
働くというのは、沢山悩み、自身の人生を左右するといっても過言ではないものです。これから何十年と働く人生。
それを20代という、経験もまだまだ浅い中、考えるのは難しいかもしれないです。
だからこそ、色々チャレンジして、自分に合う合わないを考えていけばいいのではないでしょうか。
早く答えを探そうとしすぎて焦っては、本当に自分が大切にしているものを見失ってしまいます。
急がば回れ。
まずは行動、そして挑戦。
自分のありたい姿に少しでも近づくことができるように日々精進ですね!