うさぎと亀リマスター
どうも山川翔太です。
ご機嫌麗しゅう。
いつもご笑覧いただきまして、ありがとうございます。
最近ちょっとネットを漁っていたら過去に書いていた自分のブログを発掘
おもしろい題材もあったので、2024年視点から感想を書き足してみました。
この記事は2018年6月に書いています。
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まず『ウサギとカメ』のお話、皆さんご存知かと思います。
足の速いうさぎと足の遅い亀が競争して、余裕こいたうさぎがサボっている間に亀が逆転勝利するという物語。
過信して思い上がり、油断するとチャンスを逃してしまう。
また、能力がなくても地道にまっすぐ進むことで最終的に大きな結果を得られる。という教訓を教えてくれます。
子供の頃に聞いた話なので、あきらめないで頑張るって大事なんだ!と感じたことを覚えています。
亀は私の大好きなGrid(諦めずに目標を見定め続ける力)を持ってして能力の差を覆し、見事勝利を収めました。
対するうさぎはサボったダメな子です。
泣きを見ました。
さて本当にうさぎはダメな子なんでしょうか?
足の速さはピカイチで素質は素晴らしい。
この敗北でうさぎは反省したはずです。
気を抜いてはいけないと。
まわりのみんなからは馬鹿にされ、恥ずかしい目にあったはずです。
余談ですが、アフターストリーで、うさぎは名誉挽回のために村に襲いにきた狼を知恵を絞って退治すると言う話もあるそうです。
やはりポテンシャルはあるわけですね。
頭も相当キレる奴です。
このうさぎと亀の話は一回の競争にフォーカスし、Gridが大事だぜ!と教えてくれますが、例えばこの競争に第2回戦があったらどうでしょうか?
人生は一回きりですが、誰にでもチャンスは何度もやってきます。
ビジネスも同様です。
うさぎと亀頂上決戦2.0
前回の失敗で反省したうさぎ氏、当然過去の轍は踏まんと、サボって居眠りなんてしてくれないでしょう。
こうなったら亀氏に勝ち目はありません。
最初の一勝以降は何度やってもフィジカルで勝つことはできないでしょう。
ボクシングの世界チャンピオンも敗戦経験があるチャンピオンはたくさんいます。
どんな強い人でも負けることはあるんです。
一度の敗北がうさぎを強くしました。
30歳を過ぎ、経営者となった立場で改めてこの話を読み、もし僕が求人をして、うさぎと亀が面接にきてどちらかを採用するとしたら
うさぎを採用します。
速度を持っている人は失敗するタイミングも早く、反省してフィードバックした後の成長速度も、もちろん亀より速いのです。
亀氏が10失敗して反省する間に、うさぎは30失敗して30も身につけるわけですから。
亀、ジリ貧です。
うさぎ集団が能力にかまけたぐーたら軍団だとしても、うさぎの酋長が知恵を与えればいいのです。
亀集団と同等の頭脳だとしたら戦力で圧倒的に勝るうさぎ軍団の圧勝は避けられません。
それくらい速度というのは大事だと思います。
私は
情熱=速度
だと思っています。
あぁ自分は亀タイプだな・・・と思ってがっくりすることはありません。
自分が亀ならうさぎを味方にしてしまえばいいのです。
最強戦略家の亀酋長率いるうさぎ軍団なら、相手のうさぎ軍団に勝つことができるでしょう。
そしてこの『ウサギとカメ』の話・・・
実はリーマスじいやというパラレルワールドの『ウサギとカメ』の話が存在します。
このリーマスじいやでのウサギとカメは、競争するのは同じなのですが、カメは普通の道ではなく、そばの藪の中を走ろうと主張しウサギはこれを了承します。
さあ翌日スタート地点にウサギが来ると、そこにカメが待っているが実はこれはカメの妻でありウサギにはその見分けがつきません。
要は替え玉です。
実はカメは自分の家族に指示して、コースの要所要所に家族を待機させ、ウサギが声をかけたら返事するようにしておき、自分はあらかじめゴール地点付近に隠れたのである。
スタートするなりウサギは道を走り出す。カメの奥さんはスタート直後に藪に潜り込み、そのまま家にかえってしまう。ウサギがしばらく走って「カメさん、どんな具合だ」と声をかけると、そのたびにカメの家族の誰かが「汗水垂らして走っているよ」などと返事をする。はじめは先行していることを喜んでいたウサギも、いつまでたっても引き離せないのでいらだち、やっとゴールにたどり着くと、すでにカメ(本人)が待っていた。
なんて策士。
勝負師。
こんな亀でありたい。
2024年視点
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情熱=速度
これはたしかにそうかもしれないけど、多くの人にとってこの書き方はプレッシャーを与える表現だなぁと反省しました。
速度というのは相対評価で、「(誰かと比べて)早い遅い」という物差しになるはずです。
この書き方をしてしまうと、自らの情熱を認めるためにわざわざ他人軸を用いて、「自分の情熱は(あの人と比べて)まだまだだ」と自分自身を卑下してしまうような気がしました。
そして比較対象は大抵の場合、自分よりできる人です。
大好きなことだけど行動に移るまでに準備が必要な慎重派もいるでしょう。
でも、その人は情熱が薄いわけではない。
そもそもある事象について
「私は情熱を持って取り組んでいるだろうか?」
と、考える時点で意欲があるという証拠です。
その時点で素晴らしいのであーる。
早くても遅くてもその人が意欲を持って取り組もうとしている時点ですでにそれはその人にとっての情熱なんですね。
あー書き直せてスッキリした。
p.sシャングリラ社ではうさぎも亀も虎も羊も随時募集中ですby亀