宇都宮にいながら異国にテレポテーションーカトリック松が峰教会ー
GWは仕事が入っていましたが、思いがけずポッカリと休みが取れました。そんな時こそ、いつもやらないことをやってみようと思い立ち、突如宇都宮に行ってみることにしました。
なぜ宇都宮なのか。
理由は単純で、以前より宇都宮の餃子を食べてみたいと思い続けていたからです。いつもは冷凍餃子を焼いて食べていますが、折角まとまった時間がとれたのですから、これは宇都宮まで行ってみるしかありません。
とは言え、宇都宮は東北新幹線で通過したことはあるものの、今まで降り立ったことはありません。北関東の主要都市である宇都宮に関する事前知識としては、餃子の消費量が日本一であるという日本人なら誰もが知っているであろう情報のみでしたので、とりあえず『宇都宮 観光』でググってみました。
すると、大谷石の資料館の次に「カトリック松が峰教会」の文字が表示されました。昭和7(1932)年に竣工されたロマネスク様式の本格的な聖堂とのこと。そして、現存する大谷石の建造物としては日本最大級のよう。しかも、東武宇都宮駅のすぐ近くとのことでしたので、早速宇都宮に向かいました。
東北新幹線に飛び乗り、53分でJR宇都宮駅に到着しました。そこからは、東武宇都宮駅方面に向かうべく西口に出て、ゆっくりウォーキングです。はじめて訪れる場所を歩くのはちょっと緊張もしますが、都会と自然が一体化する宇都宮の姿をリアルに感じることができました。
東武宇都宮駅が視界に入ってきた時、ふと左に目を移すと、突然荘厳な石造りの建物が視界に入ってきました。松が峰教会は、周囲のビルとは明らかに一線を画した面持ちで目の前に現れました。
一歩中に入ると、そこは別世界。
ここが日本の宇都宮であることを忘れてしまう、そんな空間です。
当初、餃子を食べるための日帰り旅を予定していましたが、偶然にも素晴らしい建造物を拝見することができました。こうしたセレンディピティが旅の醍醐味でもあり、人生をより楽しく、より豊かにしてくれるのではないかと思います。あまりにも素晴らしい教会でしたので、これからは毎年1回は訪れたいと思います。
これからも、ちょっとした日々の生活をじんわり楽しんでいきたいと思います。