シュガーフリー食養式きんぴらごぼう 花粉症対策にも
正統派の食養料理はシュガーフリー
現代の和食は一般的に甘辛い味付けのものが多いと思います。
一方、食養料理では砂糖やみりん、ハチミツなどの甘味調味料は使わないというのが正統派。
”医食同源”、”食で身体を整える”、”食でセルフヘルスケア”を目指す食養ならではの考え方です。
そのため調理法を工夫します。
食材の甘さを最大限に引き出す 食養式きんぴらごぼう
ごぼうには天然成分のオリゴ糖”イヌリン”が含まれており、長時間加熱するとフラクトオリゴ糖に変化し甘くなります。長時間炊いたごぼうの糖度は25度前後でメロン(14度)を上回るとの報告も。
この性質を活かしてじっくりと加熱する調理法をご紹介します。
材料
ごぼう 1/2本 →皮をむかずにささがき(水さらし不要)
にんじん 1/4本 →皮をむかずに細切り
ごま油 大さじ1強
しょうゆ、いりごま
作り方
フライパンに油とごぼうを入れ、混ぜてごぼうに油をなじませる。
中火にかけて油が温まったら弱火にし、時々混ぜながら5分程炒める。*ごぼうの甘みが引き出されます。
ごぼうの生っぽさが無くなり固さが取れ、ツンとした匂いから甘くて香ばしい香りに変わったら、ごぼうを端に寄せて空いたところににんじんを加えてさっと炒め、上にごぼうをのせる。
水を具材の1/3が浸る程度に加えて火を強め、沸騰したら弱火にしてフタをしてごぼうが柔らかくなるまで10分ほど蒸し煮にする。
フタをあけ、しょうゆ小さじ2を鍋肌から回し入れ、フタをして2分程煮る。*水分が残っている場合は火を強めて蒸発させる。
全体を混ぜ合わせ味を確認し、いりごまをふる。
じっくり加熱したごぼうで花粉症対策 玉ねぎ、にんにく、菊芋も
花粉症などのアレルギー反応は、免疫細胞の暴走が原因といわれています。
この暴走を制御するのがTレグ細胞(制御性T細胞)で、これを増やすことができればアレルギー反応を抑えることができるとのこと。
このTレグ細胞、腸内で酪酸菌の働きが活発になることで作られることがわかっています。
それには、日々の食事で酪酸菌のエサになるフラクトオリゴ糖を摂ることが有効とのこと。
フラクトオリゴ糖を多く含む野菜は、ごぼう、玉ねぎ、にんにく、菊芋など。どれもじっくり加熱することで甘くなる野菜です。
おわりに
花粉症対策には砂糖の摂取を控えることも有効なので、料理に砂糖を使わない調理法はおススメです。
引用元
「フラクトオリゴ糖豊富な「ごぼうと玉ねぎ」摂取で「花粉症」が1日でグッと軽くなる!」https://jisin.jp/life/health/2287696/
HP「姿煮ごぼうペースト」