ガーデニング・メモ
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もう発生させない! インテリアプランツのコバエ対策
観葉植物人気で、お部屋にグリーンを置く人がずいぶんとふえました。
そんななか、時折耳にするお悩みが
「お部屋に小さな虫がブンブン飛んでる!」というもの。
「どうも、この前買ったグリーンから発生しているみたい…」など、発生源が特定できそうなら、鉢土を確認してみてください。鉢土の表面にココヤシファイバーやバークチップなどが敷いてある場合は、それをめくって確認してみましょう。
もし、鉢土にコバエが見つかったら、こんな風に対処してみましょう。
室内に置く植物を買ってきたら、飾る前に同じ対処をしておけば、コバエの発生を元から断つことができますよ。
では対処法はこちら。
中鉢サイズのシルクジャスミン(ゲッキツ)の使ってご紹介します。
1 土の表面をチェック
△ 鉢植えの土の表面をよくよくチェック☆
腐葉土や肥料の残りかす、枯葉などが落ちていませんか?
じつはコバエってヤツは、これら有機物に卵を産み付けて、繁殖していくのです。
だから、その有機物をマスクして、コバエが卵を産まないようにする作戦をとります。
まず、葉の形が残っている腐葉土や枯葉などがあったら、取り除いておきましょう。
2 用意するもの・赤玉土小粒
△ 赤玉土小粒を用意。100円ショップの製品でもOKです。
赤玉土は、安価でナチュラルなカラーだから、植物やインテリアの雰囲気を邪魔しないのでオススメです。
→赤玉土利用の大きなメリットを、記事の最後で紹介します。
赤玉土ではなくても、砂や着色ゼオライトなどの製品も使えます。手持ちのものがあったら、活用してみてくださいね。
ただし、同じくナチュラルな印象のココヤシファイバーやバークチップは有機物。コバエの恰好な産卵場所となるので避けましょう。
△ [Plus1アイディア]特に水はけのよい環境を好む植物や、特に大切にしている植物に使う場合のみ、あらかじめ赤玉土をふるいにかけて、微細なみじんを取り除いておくと、用土が目詰まるのを避けられてベター。
3 用意するもの・熊手か割りばし、スプーン
△ 作業には、小型の熊手があると便利です。もちろん写真のような、100円ショップの製品でOK。なければ、割りばしで十分です。そのほか、スプーンも用意。こちらも使い古しで構いません。
4 土の表面を軽く耕す
△ さぁ、いよいよ作業スタート。まず、1cmぐらいの深さぶん、土の表面を小型の熊手や割りばしを使って軽く耕します。この時、根をできるだけ傷めないように注意しましょう、土の表面に出ていたり、浅い部分に根が張っていたりしたら、無理はしないこと。もし、そんな状態の鉢植えがあったら、植え替えを検討するとよいでしょう。
5 耕した表面の土を取り除く
△ 4 で耕した土を丁寧に取り除きます。土の表面から深さ5mm〜1cm 程度を目安にしましょう。この時、スプーンがあると作業がラクです。また、葉の形が残っている腐葉土や枯葉などが残っていたら、取り除いておきましょう。
6 土の表面を平らにならし、赤玉土を敷く
△ 土の表面を指などで平らにならして…
△ 2 で用意した赤玉土を、用土が見えなくなるまで敷き詰めます。5 で取り除いた土の厚み、1cm程度を目安にするとよいでしょう。
7 赤玉土を使うメリット、もう一つ
△ さて、 で赤玉土を敷き詰めた状態がこれ。乾いている赤玉土は、薄いベージュ色です。
△ そこで水やりをすると、この色に変化。
そう。赤玉土を使うもう一つのメリットがこれ。
用土の乾き具合が一目瞭然で、専用のマルチング資材よりもわかりやすいのです。
赤玉土はポピュラーな用土ですが、有機物を含んでいません。
こうしておけば、以後、コバエが土の表面に卵を産みつけることがなくなります。
ただし、土の深いところに卵や幼虫、蛹が潜んでいた場合は、その後、出てくる可能性がありますが、目につく成虫を退治しておけば、卵を産みつける場所がないのでいずれいなくなり、コバエ退治はこれで完了です!
それから大切なことをもう一つ。
有機質肥料はどうしても、コバエなどの不快害虫発生の原因になります。
室内に置くインテリアプランツに使う肥料は、形状は問いませんが、化成肥料を用いるのがおすすめです。
text ウチダトモコ photo StudioA