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Let's open the window of communication 〜対話の窓を開け放とう〜

令和3年3月17日 晴れ

上機嫌は最大の貢献

3月も半ばが過ぎ、すっかり春らしくなってきました。今日はオンラインでのBNI朝活からの奈良のクリニックの改装工事の着工立会いと朝早くから慌ただしく走り回りましたが、Tシャツにパーカー程度の薄着で出かけられること自体が少し幸せを感じるというか、ポカポカと天気も良くて機嫌よく一日を過ごすことができました。「不機嫌は人間最大の罪」との文豪ゲーテの至言は有名ですが、逆に、上機嫌は人間にとってとても大きな貢献とも言えると思っています。私が20年近くお世話になっているビジネスコーチの四辻コーチはずっと以前から、「経営者は気分良く働く環境を整えられたらそれが一番!」と、好きなことに時間を費やして、いつも上機嫌になる事を推奨されています。その理論に乗っかって、週に3回ゴルフに通い、事業が大変好調になった同年代の経営者も身近にいることもあり、確かになー、と納得させられています。ま、そのゴルフ好きの社長はラウンドのし過ぎで腕を故障している様なので、過ぎたるはなんとやら、ですが。(笑)
とにかく、天気が良くて気持ちいい季節になれば、誰もが少し上機嫌になり、コミュニケーションも良くなるという理屈が当てはまると思うのです。

機嫌は場に由来する

お天道様から暖かな日差しが降り注ぎ、梅や木蓮の花が咲き乱れ、桜が蕾を膨らませるこの季節、誰しもが上機嫌になっても良さそうですが、残念ながら人間そんなに単純には出来ていません。私は最近、自社の社員だけではなく顧問先の従業員さんとも1to1のセッションをすることが多く、様々な問題に対して一緒に考え、解決案を模索しているのですが、その中で最も多い問題は何と言ってもコミュニケーション不全です。よくあることと言うよりは、組織の数だけコミュニケーションの問題があると私は思っておりますが、時間の経過によってどんどん蓄積される人間関係の問題は決して簡単に解消される事はありません。それは季節が明るく、楽しくなるだけでは改善しないのは当たり前ですが、第三者がいくら溶かそうと温めてもツンドラの様に硬く凍りついたままになってどうにもならないのか・・・、と諦めにも似た感情が起きてきたりもしてしまいます。私の様に相談を受ける第三者だけではなく、当事者はもっと絶望感に苛まされていると思いますし、大方、それを改善したい、もしくは積極的ではないにしても改善の必要があると思っておられます。それでもなかなか改善されないのは、ゲーテの言う所の「不機嫌」な状態を作ってしまっている、もしくはお互いに上機嫌になれる場を持てていないからだと思うのです。

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人は、変われる。

コミュニケーションの問題は2人以上の人間関係の中で生まれます。当然、踊りが改善したいと思ったところで、受け取り側の意識が変わらなければなんだ良くなる事はありません。しかし、男女の恋愛が双方が同時に好きになるわけではないように、コミニケーションも片方が自分自身のあり方を見直し、改善することによってその波及効果が現れたときにコミニケーションは動き出すのだと思っています。返報性の法則と言われますが、人間は誰しも自分に貢献してくれた人に対してお返しをしたくなるものであり、真心は必ず伝わるものだと信じていますし、そうあってもらいたいと願っています。
人は人を変えれない、しかし人は変われるというのが私のこれまで生きてきた中での経験則で培った真実であり、事業を行っていく上での基本というかより所になっています。

問題解決の全てはコミニケーションにあり

心理学の大家アドラー博士は人が持つあらゆる問題や課題は人間関係に由来すると断じられました。人間は社会があってこその人間と言う考察もあることを考えれば、あながち間違いではないと私は思っていて、そこにある問題や課題の解決の糸口は全てコミニケーションにかかっていると言っても過言ではないと思っています。コミニケーションのあり方に課題解決のヒントがあり、人は人を顧みない前提に立てば行うべき事は非常にシンプルで、自分が変わりコミニケーションの窓を開けることしかないと思うのです。すなわち、ところを通わせるきっかけをつかむ場づくりです。コミュニケーション不全に陥ったとき、誰もが持つ感情は相手は自分のことを悪く思っていて、聞く耳を持ってくれる事は無いと言うことです。そんな相手に対して大和のアプローチをするのはばかばかしいことではありますが、そのハードルを越えなければ一切何も変わる事はありません。

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Let's open the window!

コミニケーションの窓を開ける場づくりの方法論はたくさんあるし、自分に合った、相手に合わせた手法を考えればいいと思います。ただ、大事な事は自分がコミュニケーション不全を感じていて、それが何かしらの問題だと思うのならば、相手も同じように感じているし考えているだろうと想像力を働かせてみることだと思います。人は鏡、とよく言われますが、自分が感じる事は相手も感じていてもおかしくないし、その解決に向けて勇気を出して一歩踏み出すことでひょっとしたら、相手が感じている問題や課題を解決する手助けになるかもしれません。自分のために行うコミニケーションと、相手のためを思って行うコミュニケーション、もしくはもう少し視野を広げて事業所全体や自分たちが住まう地域を良くしたいと言う思いから出てくる行動自体は表面的には同じように見えますがその意図は全く逆であり、それは必ず相手に伝わるものだと言うことを認識するべきです。そもそもコミニケーションとは自分自身のためと言うよりは、相手のことを大事に思うからこそ行うもので、その本質を守り、自ら窓を開けていつでも覗いてもらえるようにすることこそ、あらゆる問題にもかかわらずや課題を解決する根本的なアプローチだと思い、私自身も地道な努力を続けています。すぐに成果が出るものではありませんが、必ず未来に理想的な状態を作れるようになると信じています。問題や課題が顕在化している、いないかかわらず、未来への状態を整えるために、コミニケーションのハードルを下げる窓を全解放してみませんか?

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