『主婦の勘』某スーパー店員さんの一言

2024年11月14日 08:41

アボカド選び

最近、近所に新しくできたスーパーに買い出しに出かけた日のこと。
良さそうなアボカドが目に入った。

アボカド好きの私は思わず足を止めて、一つ買って帰ろうと吟味した。
ところが、どれもちょっと触っただけでも分かる柔らかさだった。

あまり柔らかいと熟れ過ぎている可能性があり、家に帰って切ってみたら中が黒い！という残念なことが多々ある。

アボカド選びは、なかなか難しい。
今日は買うのをやめようか、とも思ったが、アボカドにはそこそこ目利きがあると自負している私は渾身の一つを選んでカゴに入れた。

レジに行き、レジ係さんがアボカドを持ってバーコードを通そうとした時

「お客様、このアボカドちょっと柔らかいような気がするんですが。すみません、主婦の勘です。どういたしましょうか？別のものに変えますか？」

と言われた。
なるほど。レジ係さんの主婦の勘をもっても柔らかいと感じたのね。

しかし、なかなかレジ係さんがそこまで気を利かせて言ってくれることはない。事務的にレジを通すケースがほとんどだ。

私は迷った。
でも、アボカド好きの自分の目利き信じよう。
そう思って変えない事にした。

「もし家で切ってみて中が悪くなっているような事があったら、遠慮なくおっしゃってくださいね。返金もできますので」

「それは、どうもご親切にありがとうございます」

とても丁寧で親切な対応だった。

幸いアボカドは私の目利きが良かったのか（自画自賛）ちょうど良い熟れ具合で黒くなっているところもほとんどなく、美味しく頂いた。

それにしても、コミュニケーションって大事だなと改めて感じた日だった。
その一言は義務ではないが、あるのとないのとでは全然違う。

とても気持ちよく買い物ができた。

今度また同じスーパーに行き、あのレジ係さんを見かけたら

「あの時は、ありがとうございました。お陰様でアボカドは大丈夫でした！」

と伝えたくなった。

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