恐怖映画にビビったら、食事で解決
ホラーは毒にも薬にもなる
映画や配信サービスでホラーや怪談を楽しんでいる人はきっとも多いでしょう。
しかし、そのあとに
寝るのが怖い
外を歩くときに誰かに見られている気がする
シャワーを浴びるのが怖い(とくに洗髪)
といった気持ちになる人も、きっといるでしょうね。
実際、恐怖映画の閲覧注意な場面を目にした結果、人によっては精神に影響を及ぼす、トラウマになることもあるようです。
ホラーを見た後に、数日から数週間入院したという例も数多く報告されています。
いっぽう、PTSDやさまざまな恐怖症、不安障害を、ホラー映画で治療できるかもしれない、と考えている精神科医も少なくないらしく、研究が進められているといいます。
ホラーは毒にも薬にもなるということでしょうか。
ホラーを見たあとに食べるもの
さてここで、ブレインフードの話題を。
ブレインフードの研究はここ数年、世界各国でものすごいスピードで進んでいます。
アメリカなどは、ブレインフードを含めた脳の研究に国家予算を投入しています。
こうした研究のなかで、ときどき意外な面白い結果が出てくることがあります。
たとえば、
恐怖映画を見た後に食べたらよいものは何か?
という研究が行われました。
しかも、2つあります。
怖かったら魚を食え
1つは、日本での研究です。
青魚などに含まれるオメガ3脂肪酸。
脳に良い脂肪酸として知られていますが、マウスの実験によれば、「恐怖記憶」を和らげる働きもあるそうです。
ただし、オメガ6脂肪酸(リノール酸など)が多いと、その働きが邪魔されるようです。
要するに、
「怖い思いをしたら、リノール酸を控え、とりあえず魚を食おう」
ということなのかもしれません。
ビビったらインド料理を食え
もう1つは、ニューヨークでの研究。
ウコン(ターメリック)に含まれるクルクミンという物質が、脳内で「恐怖記憶」が定着しないように働いてくれるそうです。
要するに、
「心霊写真をみてショックを受けたら、インド料理店に行こう」
ということなのかもしれません。
まとめ
両方とも、ヒトではなくマウスやラットでの研究です。
この結果が人間にも当てはまるかどうかは、今後の研究を待たなければなりません。
とはいえ、魚料理やインド料理が好きな人にとっては、この研究は都合がよいというか(笑)、食べる楽しみを増やしてくれる研究だといえるでしょうね。
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