ストレングス・ファインダーのセッションを受けてきた
何かというと、強みを見つけて伸ばすための適性検査のようなものです。予めリストアップされた34の要素が、それぞれの人の中でど順位づけられているか。
それだけだったら、よくあるテストの1つとして、ふーん、と流してしまうところなのですが、とても信頼している友だちが、このテストについてよく話をしていて興味を持ちました。
自分自身、年と共に多少の成長はしつつも、いつも同じ壁にぶつかってる感覚もあったので、そういうのも動機になったと思います。
とはいえ、テストを受けたのが夏、件の友人からは、その結果をもとにセッションしましょうかと提案を受けながら、時間を取れずにいたところ、お正月明けの、ちょうど予定がフリーのところに改めてのお誘い。
基本的に控えめなタイプの彼ですが、今回はわりときっぱり誘ってきたのは、しびれを切らされたのかしら(笑)
結果的にいうと、とても良かったです。
ごく自然に、でも明らかに目の前の景色ががはっきりした感じ。
自分の強みを明らかにするテストというのは色々あると思うのですが、ストレグス・ファインダーの肝は、その組み合わせから読み取れることをいかに解釈していくかというところにあると思いました。
1人で結果を眺めているときにはピンと来てなかったことが、セッションを通してどんどんクリアになって、エキサイティングだったし、ときに大笑いするほど面白かった。
セッションがうまくいったのは、彼の人となりも大きかったと思います。もともと信頼していることに加え、実は彼と私は、ストレングス・ファインダーの上位資質が、順位は違えどほとんど一緒なのです。それを知ったのはセッション当日ですが、これまでも、ぼんやりと似た傾向の人だとは思ってたので、私も安心して正直に言葉を尽くせたのが良い結果に繋がりました。
ちなみに、彼の方は、私が似ているとはあまり感じていなかったそうで、それがなぜかというのも、セッション中に明らかになってまた大笑い。
私は相当にガードが固いみたいです…
時間が取れずに半年も経ってしまってのセッションでしたが、私自身起業(というほど大げさなものとは思ってないですが)して半年と少し。
自分にとって望ましいほうにしっかり踏み出せたと確信する一方、現実的な課題も積み重なりつつあるタイミングだったので、より具体的に考えることができたことがありがたかったです。
セッション後もしばらく1人で考え、結論としては、今自分が大切に思っている要素はどれも自信を持って良いということ、ただ、不要なブレーキを踏む傾向があるので、それもまた自信を持って放してしまって良いのではないか、というものになりました。
あと、自分の外にあるモノサシには振り回されない。
彼いわく「自分も浮世離れしてると思ってたけど…それ以上ですね」だそうで、いや、私もあなたに言われたくないよ、と反発したいところですが、それはともかく、下位に並ぶ自分の資質を見て納得。
責任感も達成欲も規律性も低い人間が、世のトレンドとかマーケットで求められることとか、仮にそんな情報をベースにコンセプトを立てたところで、自分の動機にはなり得ないのは当然なんですね。ああ安心した。
(20代の頃からデザインとか広報の世界に身を置いていたのですが、マーケティング的なことに一切興味が持てず、無力感だらけ、否、知らんがなのdaysでした。果然。)
その代わり、強力に未来を思い描いて、それに至る道筋を、逆算しながら思い巡らすことは得意なこと、より良いものを求めて行動する傾向が強いこと、多方面への好奇心と学習欲が強く、そうやって得た情報からの着想力には長けていると出ましたので、堂々とやっていこうと思います。
アーティスティックな軍師、あるいは冷徹な謀略家とでもいいましょうかね(←ええように言うてみた)
セッションと並行して、これからの世の中の話もしました。
集団での成長をベースとする資本主義の限界が見えてきて、労働人口も減少する未来、これからは個と知識の時代になる。
自分自身の中からワクワクして学び考え、行動できることが人生を面白くする鍵であることは間違いありません。
私が選んだのは料理の世界ですが、実はこういった世の中に対するこのイメージも、背景にはちゃんとあるのですよ。
自分で食べたいものをイメージする、手を動かして作る、自分で判断して味を決める。
料理には自分でワクワクする要素がたくさんあります。しかも生命に直結する要素なのですから、こんなに強いものはありません。
教室でそんな抽象的なことを語るつもりはありませんが…
今年も引き続きおもしろく、おいしく、「つくる たべる」を楽しんていきましょう。
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