畑の記録 2020年8~12月

ここ数カ月、記録が滞ってしまった。

夏の終わり、キュウリが終わり、トマトが終わった。ナスとピーマンはいつもわさわさ。特にピーマン。採りきれなくて長いこと放置すると、美しい赤ピーマンになっている。なんて育てやすい野菜なのだろう。

ピーマンは、もっぱらピーマンしらたきにして食べた。からいりしたしらたきは味の入りがよく、すごくおいしい。食べていると、しらたきが真っ先に減る。もう何度作ったかわからない。

​その後、ナスは終わったが、ピーマンは11月の終わりになってもまだ収穫できている。夏ほどわさわさにはならないが。去年は台風直撃で9月くらいにナスとピーマンがなぎ倒されてしまったのだった。晩秋になってもこんなに収穫できることに驚く。

9月から10月にかけて、秋作野菜の種まきや定植。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、聖護院大根、大根、ニンジン、レタスいろいろ、オータムポエム、カブ、ラディッシュ、白菜、小松菜、ほうれん草、水菜。

指示されたままにばたばたと作業し、大きくなるまでそこに何が植わっているのか植えた当人がよくわかっていない。去年おいしさに魅了された山東菜が今年はないのが少し寂しい。ゆでてポン酢とかつおぶしをかけるだけでとてもおいしかった。

その後、2週に1回しか来れないことが続いたりして防虫の木酢液をかける作業などを怠った結果、白菜にはアブラムシがびっしり。そのままにしておくと食い尽くされそうだったので、まだまだ小さかったが6株ほどを全て収穫。ものすごいことになっている外葉をめくっていくと、中のほうはきれい。芯の肉厚感はないが、小ぶりでかわいい。大好きな白菜と豚バラの重ね煮にしてみたが、何しろ白菜が貧弱なので、いつものなんともいえない旨みは出なかった。

キャベツも小ぶりだったが収穫。ポトフにしたり、ザワークラウトにしたり。キャベツは、蒸し煮にしてしっかり水分を絞ってからサラダっぽくするのがおいしいと発見。

12月は、なんやかんやで畑に行くのを3週間もサボってしまった…。下旬に差しかかるころにようやく行ってみると、ピーマンが終了していた。いくつかついていた実は、さすがにしなしなになっている。おつかれさまでした、本当に堪能させていただきました、と枯れ苗に頭を下げる。オータムポエムは花が咲きまくり、菜の花のようになっていた。ニンジンはまだ小さい。種まきが遅すぎたか。何を植えたのかよく把握していなかったところに立派なロマネスコができていて驚く。少し虫に食われているが、きれい。

ロマネスコ、茎ブロッコリー、大根、ニンジン、水菜、ほうれん草、春菊、ラディッシュ、カブ、ネギを収穫。

ネギは、ずっとやってみたかった豚バラ巻に。ネギに切り込みを入れておくと食べやすい。甘みが出ておいしかった。ロマネスコは、ブロッコリーと同じ要領で蒸し焼きにしてからゆで卵、マヨネーズと和えて食べた。ブロッコリーよりほくほくした感じで意外に食べやすい。水菜はすりごまと和えてから、かつおぶし、じゃこ、のり、油、しょうゆ、豆腐など合いそうなものと適当に和えれば、居酒屋で見かけるようなサラダになる。ラディッシュは薄切りにして塩もみし、ツナマヨで和えた。

少しずつ、この野菜はこうやって食べようというレパートリーが増えてきてうれしい。畑に行くと、私は明らかに元気になる。来年は、3週間とか空けずに週末に一度は通いたい。


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