うまくやろうとするよりも(企画メシ2022-3)
コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく」(企画メシ)。【企画メシ2022】第3回は【なんとかしたいの企画】。2021企画生の私、今回、聴講生として参加しました。
なんとかしたいの企画
これが難しくて、ずっとモヤモヤ、ぐるぐるしていました。以前、別のところで取り組んだ課題にも通じるものがあります。
講義では、阿部さんからこんな言葉がありました。
「なんとかしたい」は自分が求めていることを知ること。自分の道しるべになる。
やさしいこと場
自分が求めていることを知るのは、自分を知ることでもあると思います。
今回、私が出した企画は、「やさしいこと場」。
言葉にまつわるやさしいものが集まる場所。
「企画メシ2021」の最終講義で、私は既に今回の企画の元になることを書いていたと気づきました。最終講義の発表のスライドで書いたのは、こんなこと。
同じです。ほぼ同じ。やりたいことも、ほぼ同じ。成長してない…!でも、ちょっと違ったのが、「やさしいこと場」という「言葉」が生まれたこと。去年書いた「ことばの場」よりも、自分の中にすっと入ってきました。
これが阿部さんがおっしゃっていた「自分の思いを象徴する一言、タイトルをつける」ということなのかな、と思いました。
未来は「見える」と行ける。
去年聞いた時にも、はっとした阿部さんの言葉です。
まとまらなくても
私の企画には「動機」はあるものの、「ゴール」が見えていませんでした。でも今回、どうすればいいのか、は曖昧なままでしたが、あえて、どうしたらいいか分からない状態でも出すだけ出してみよう、と思いました。モヤモヤのままでも、まとまらなくてもいいではないか、と思えたのは、昨年、一緒に企画メシに参加した同期から学んだことです。
今までだったら、自分の中に抱えて悩むだけで終わったのですが、課題に取り組む中で、同期の仲間に聞いてもらうことで、ヒントも見つかりました。去年、企画を「自分一人で考えなくてもいいんじゃないか」と言ってくれた同期生がいて、そこで視界が開けたことを思い出しました。
「小さくてもかたちにしてみること」が大事。
うまくやろう、きれいにまとめようとするばかりではなく、まとまらないままでも出してみる、一歩踏み出してみる、そこから何かが始まることもあるかもしれない。
普段の仕事でも、生活でも、私は失敗を恐れ、人を傷つけること、自分が傷つくことを恐れ、踏み出せずに終わること、冒険できないことが多々あります。でも、最初からうまくやろうとしなくてもいいのでは、と思えるようになりました。
課題に取り組む中で、講義が終わってからも、報告したくなる人たちがいたのもうれしいことでした。企画メシを通して、「分かち合う」喜びを知りました。
求めていたのは、人とのつながり
企画書を作っていて気づいたのは、私は「人とのつながり」を求めていたのだということです。なんだ、さびしかっただけなんだ、と思うと、ちょっとかっこ悪い動機ですが、ゴールは、私がほっとできる場をつくること。そうすれば、他にもほっとできる人がいるのでは、と思うので、今はそうしておこうと思います。
このタイミングで今回の講義に参加できてよかったです。今の自分に必要な言葉と出会えました。阿部さん、事務局の方、2022企画生と聴講生の皆さん、ありがとうございました。
今回の課題に取り組むにあたり、実験的にnoteを作ってみました。まずは、「やさしいことばに出会える本」を集める、そういう小さなことからでもできるといいのかな、と思っています。ここから、少しずつ、つながりができたらうれしいです。まずは同期と話すところから始めます。