【詩】 utsuroi
人生は、
絶え間なくやってくるトラブルの連続
たとえ、絶望の底で世界が真っ暗にしか見えなくなっても
まだどこかで自らの願いを大切に生きていくことができる世界
どこかにあるのではないかと思いながら歩き続けている人が眺める
手触り感のない遠い星空のようなもの。
人生は、
単調さと新鮮さの間を行ったり来たりする揺らぎ
たとえ、同じような毎日が繰り返される日々だとしても
世界へのまなざしを変えれば、無味乾燥した鈍い輝きの中に
発見という一瞬の発火が起こる。
それは、星々の関係に星座を見出すようなもの。
人生は、
想像している星座を不断に形にし続ける創造の営み
たとえ、その星座が明滅し、すぐに言葉にならずとも
生き始めた物語は何度も形を変えて、何度もいのちを生き直す。
自然や社会がうつろい、変わり続けていくように。
あなたも、わたしも、ただ、うつろいの中に。
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![三浦祥敬(しょうけい)@アートプロジェクト・fuwatari](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4896234/profile_7808a37a12fdf07e2be760d8a05893df.jpg?width=600&crop=1:1,smart)