トランジションの創発、内面の変化を綴り残すこと
以前、この本を共著で書かせて頂いた。これを書いた頃の自分の文章を見ると、拙くて仕方がない。今書いている文章だって、いつの日か拙くて仕方ないと思うと思う。
それでも、その時々のあり方を言葉にすることは、なんだかやめたくないなと思っている。
どこか何かのプロになれたら書き始める。そう思って、今は書く時じゃないというのもそうなのかもしれないけれど、私はやっぱり今のあり方を書いていくほうが好きだ。しかも、心の変遷も書くことが多い。
トランジションの本を出したのは、もう2年前のこと。この時期に「トランジションは創発する」というフレーズをどこかで見聞きしたのだけど、それが妙に印象に残っている。
トランジションとは内面の変化のこと。私たちは関係性の中で生かされている存在だから、自分の内面の変化は関係性に影響するのだから、周りの人にも影響を与える。逆に他の人の内面の変化は、私のあり方に影響を与える。
私がとりあえず拙い文章を残しているのは、同時代を生きる誰か、もしくは後の時代を生きる誰かが、私の内面の変化と同期をして、つながりを感じてくれるかもしれないというささやかな望みをもっているからだ。
私とかならずしも同じようには、内面の変化は起きていないかもしれないけれど、それでも、何か小さな参考になればと思う。
たった1人にでも届いたら、それでいいのかもしれないね。
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