BGMへの熱を語る
Back Ground Musicー
いつの頃だろうか、私は様々な場面で流れるBGMと言われる音楽を聴くのが好きになった。
BGMを好きになった具体的な心当たりがある。
それは「イージー・リスニング」という音楽ジャンルの演奏家である「ポール・モーリア(リンクはウィキペディア)」氏の演奏だ。氏の演奏する代表曲というか皆がよく耳にする機会が多い曲は、マジックショーなので使われる「オリーブの首飾り(1970s頃)」だろう。音楽ジャンルの系譜などは私には理解が全くないので語るのを割愛させていただく。
このジャンル、そしてポール・モーリア氏の演奏は、日本においても同年代に流行ったようで、その音源が身近にあり、幼少の頃の私も演奏をよく耳にしていた。西洋のクラシック音楽もそれまでに聴く機会はあったものの、ある程度自分の意思で音楽を聴きこめるようになってから、この音楽形式に出会ったのだった。幸か不幸か、芸術性の高く難解な古典音楽よりは、そりゃあ普通に考えてさぞ聴きやすかっただろうと思う。その年代性別問わずしての聴きやすさ、キャッチ―な魅力こそが、イージー・リスニングの最大の長所であると思う。
現代の日本では、私が知っている中では「葉加瀬太郎」氏くらいだろうか。氏の作曲の「冷静と情熱のあいだ」は聴いていた当時、小説と自分を照らし合わせて何度涙を流したことだろう。あのルックス(失礼)からあんな繊細で哀愁漂うメロディーが紡がれるのはまるで魔法のようだと思う。
また、海外の旅先のホテルで流れていた曲が耳にとまり、何の曲だろう、とスマホで検索をかけたとろろ、日本人ピアニストの作品であることが分かったりして、その偶然性に驚くと同時に安心感があった。
話が脱線したが、いわゆる「ボーカルがない音楽で、クラッシックではない音楽」こそが「BGM」だと今の私は定義してい聴いている。その系譜は、ドラマや映画音楽、そして、我々オタクにとって非常に身近な「ゲー音ことゲーム音楽」に脈々と受け継がれている。
説明は不要だろうが説明しよう!ゲー音とは、読んで字のごとくゲームのBGMとして使われる音楽で、ゲーム作品を語るうえで外せない重要な要素である!
YouTubeやニコニコなどでも親しまれているように、毎年開催される「みんなで決めるゲーム音楽まとめ100(リンク先はアットウィキ)」などが有名だろうか。最近は任天堂の勢力に押されて、ポップな曲調が多いような印象を受けるが、ゴリゴリのロック調やメタル調のバトル音楽の人気も健在だ。
有名なゲームの作曲家は、ドラゴンクエストシリーズを手掛けた「すぎやまこういち」氏や、ファイナル・ファンタジーシリーズを手掛けた「植松伸夫」氏などを筆頭に、サガシリーズを代表する「伊藤賢治」氏、マリオやキングダムハーツなどの「下村陽子」氏などなど、枚挙にいとまがない。
私は、RPGをメインにゲームを嗜んでいるが、アツい音楽を聴けるからRPGを遊ぶ、という側面も大いにある。
また、最近になってTRPGを始めたこともあり、将来的にGMをするなら、BGMの準備もさぞ楽しかろうと予想する。現代はYouTube上にフリー音源が星のように存在しているから、その中から自分の好きな、かつセッションに合った音源を持ってくるのは時間が要るだろう。しかし、セッションを良いものにできると思うと苦労しがいがあろうものだ。
ゲー音は、限られた時間を駆使して、ある時は悲しみの場面を、ある時は戦闘を彩る音楽のため、柔軟な表現力が必要とされると思う。そして、基本的には一人の作曲家が一作品を担い、音楽だけでもさながら物語として成立し得るような一貫性の高い音楽が収録されるのもまた魅力のひとつだと考える。
過去作品だけでなく、今後発売されるであろう作品にも、魅力あふれる曲たちが今後も登場することを願ってやまない。
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※神子しょうけいは、YouTubeの動画でもゲームを遊びつつ自身のベスト10を発表しています!良かったら覗きに来てみてくださいね~
リンク先はYouTubeです。
私が決めるゲーム音楽ベスト10(前半)
私が決めるゲーム音楽ベスト10(後半)