その2「TRPGを知ったきっかけ」
きっかけとは不思議なもので、私がTRPGという単語を知ったのはなんと数十年も遡る。きっかけになったのは、あるライトノベルだった(私以外にもこれを機に遊んだという人を聞いたことがある)。そのライトノベルのタイトルは、角川スニーカー文庫の「フォーチュン・クエスト」。今でこそラノベには物凄い数の書籍があるが、昔は本屋の子供用書籍の片隅には、「角川スニーカー文庫」を筆頭に、「電撃文庫」や「富士見ファンタジア文庫」などがあった。出版社の数のみならず、書籍の種類はほかの文学やコミックに比