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10月の稽古目標~組む稽古の再開・嘉納師範遺訓~

 2021年も4分の3が終わり、10月に入りました。柔道の試合(4分)でいうと、「残り1つ(※)」です。試合だと疲れがでる時間帯ですが、この終盤戦で何をするかが勝負の分かれ道になります。今年を良い終わり方にするためにも、1日1日を大切に過ごしていきましょう。
※柔道の試合などで、残り時間1分のことを「残り1つ」「あと1つ」と言うことがあります。


 10月の目標は3つです。

①潔く受身をとろう(受)
②引き手をしっかり引き上げよう(取)

 約1ヶ月半、組む稽古を控え、受身、基本動作やトレーニングを中心に行ってきました。今月からは少しずつ組み合っていきます。それに伴い、投げられる際(受)、投げる際(取)の留意点をしっかりとおさらいすることが当面の稽古目標です。安全で楽しい柔道をするためにも、頭と心と体でしっかりと理解していきましょう。
 柔道の楽しさは、相手と組み合うことにあります。まだ稽古内容に制限はありますが、このような時代だからこそ、柔道を通して人と人とのつながりを感じられる機会を作っていきたいと思います。


③嘉納師範遺訓を暗誦しよう

 柔道精神の柱「精力善用」「自他共栄」は、柔道家であれば誰もが知っています。しかし、柔道修行の目的を説いた「嘉納師範遺訓」を言える人はそう多くないかもしれません。お恥ずかしながら、私が嘉納師範遺訓を知ったのは大学生になってからです。
 10月は、この暗誦に挑戦します。もちろん、言葉を覚えるだけでなく、その意味についてもしっかりと勉強します。「柔道とは何か」「柔道修行の目的とは何か」について学び、柔道をする上での目標を塾生様それぞれが立てて下れば嬉しいです。

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 10月も安全に楽しく柔道をしていきましょう。「柔道に興味がある」「お子さんに柔道をやらせたい」「柔道をやってみたい」という方は、お気軽に道場までお越し下さい。新しい出会いを楽しみにしております。


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