“柔道家を増やすことで社会をより良くする” これが私の夢です。 「なぜ柔道家が増えると社会が良くなるの?」そう思われる方もいらっしゃるでしょう。柔道は、4年に1度、オリンピックの時に大注目されます。しかし、柔道の価値はオリンピックで勝つことだけではないのです。柔道には人や社会を変える大きな力があります。 例えば… ・学習や古典の素読を行う柔道場 ・高齢者の方に安全な転び方を教える柔道場 ・食育を行っている柔道場 ・発達障害の子どもの教育に柔道を生かしているNPO法人 ・柔道
咲柔館では月に1回程度「子どもクラス&中高生・大人クラス合同稽古」を行っています。前回の合同稽古には、6歳から70代の方まで約20名の塾生様が参加されました。 幅広い年代が一緒に稽古をするので、微笑ましい場面も沢山見られます。 咲柔館には、親子で通われている塾生様もいらっしゃいます。お父さん達は久しぶりにお子さんと組み合い、直に成長を感じているようでした。子どもを鍛えるのではなく、子どもと仲良くなる「組みニケーション」。これも柔道の魅力ですね。 休憩時間中には、子ど
7月から9月にかけて、子どもクラスでは昇級試験を行ってきました。試験期間中は、毎稽古で「ミニ試験」を行います。級毎に設定した約20個のミニ試験に全て合格すると「昇級」というシステムです。ミニ試験は柔道の技や受身だけでなく、「文武一道塾」の名の通り、柔道に関する漢字試験や、柔道精神に関するスピーチなども行います。 〈ミニ試験の一例〉 〔柔道の心〕 ・「柔道を作った人」「柔道精神」を漢字で書く ・「柔道で成長したこと」について1分間スピーチをする 〔受身〕 ・支釣込足で安全
10/5(土)、中高生・大人クラスの準備運動を監修してくださった山口敬志さん(健康革命家/パーソナルトレーナー)が、咲柔館で講習会を開催してくれました。講習会のテーマは、「快適な身体で日々を快適に暮らそう〜階段や山を登ると膝が痛くなりやすい方の股関節の使い方〜」。 咲柔館の塾生様だけでなく、日頃から山口さんのパーソナルトレーニングを受けている方たちも参加されました。 前半は道場にて体の構造と上手な体の動かし方に関するレクチャーです。力まずに階段を昇るコツを学びました。
9月29日(日)、4名の塾生様が初段の昇段審査会に参加しました(高校生2名・大人2名)。 栃木県の昇段条件(初段)は、審査試合で6ポイントを取ることです(勝ち=1ポイント・引き分け=0・5ポイント)。皆さんは、この日に向けて試合を想定した稽古に取り組んできました。 今回は男女合わせて約30名の方が初段の審査会に参加されており、それに伴って試合数も多くなりました。1番多い方で6試合です(1試合3分)。1日に6試合というのは、かなりきつかったと思います。塾生の皆さんは、お
「いつか富士山に登ってみたい」。山登りの経験は2度しかない私ですが、こんな夢を持っています。先日、富士山の登山ガイドをされている方とお会いする機会があり、普段どんなトレーニングをされているのか教わりました。 登山の日程が決まると、その1週間前に栃木市にある「あじさい坂」(太平山)を昇り、筋力の向上を図るそうです(1週間内に3回)。これは、コンディションの確認も兼ねており、「60分以内に3往復」が富士山ガイドを安全に行うために必要な体力とのこと。ちなみにあじさい坂は約千段。
皆さんは、最近緊張したことがありますか。緊張はあまり心地よくないので、なるべくそういう場面は減らしたいですよね。ただ、「緊張することがない」というのは、あまり「挑戦をしていない」ということなのかもしれません。 挑戦には失敗のリスクがつきもの。それに新しいことを始めるのは正直面倒くさい。だから避けたくなるものも当然です。何事もなく、日々を平穏に過ごしたいですよね。 ただ、挑戦をしてみると、エネルギーがだんだん湧いてきて、人生が生き生きとしだします。 咲柔館の大人クラス
9/7(土)、ユウケイ武道館(宇都宮市)において開催された「JUDO EXPO2024」に参加しました。このイベントは、宇都宮市の柔道教室「葵陽塾」さんが主催されたイベントで、テーマは「柔道を知っていなくても、知らなくても 誰もが気軽に参加できる 柔道の祭典」です。 咲柔館からは23名(子どもクラス7名、中高生・大人クラス6名、保護者様とご家族10名)が参加されました。塾生様だけでなく、ご家族の皆さんにとっても、柔道の価値を再発見する良い機会になったと思います。 JU
「やった~!!!」黄色帯になれる喜びをかみしめているお子さん。この2ヶ月間、昇級に向けてコツコツと頑張り続け、先日の稽古でついに昇級することができました。 子どもクラスでは、小学生を対象に7月から9月にかけて昇級試験を行っています。各級毎に約20個の小試験を実施し、その全てに合格すると晴れて昇級。スモールステップを1段ずつ登り、上のレベルへと徐々に成長していくシステムです。 【小試験の例】 〈心〉 ・「柔道を作った人」「柔道精神」を漢字で書く ・「柔道で成長したこと
こんにちは。咲柔館の塾生であり、水曜日の子どもクラス指導員、赤い髪がトレードマークの〈猪瀬なおこ〉です。 一見、柔道とは無縁そうにも見える私が、なぜ咲柔館で柔道をしているのか…? 今回は、私自身の紹介を兼ね、柔道経歴や柔道への思いや学び、恩師や仲間とのエピソードを複数回に分けてお話したいと思います。 柔道を始めるきっかけというのは、「強くなりたい、礼儀正しい人になりたい」など、皆それぞれに志があるものかと思いますが、実は私は全く違っていました。小学生時代にスポーツチャ
「『強く優しい子に育ってほしい』『でも続けられるか不安』そんなあなたに朗報です。咲柔館なら、お子さまのペースで柔道を楽しむうちに、自然と成長していけます。年代の幅広い咲柔館だからこそできる、世代を越えた交流も魅力のひとつです。お子さまの趣味として、柔道を始めてはいかがでしょうか。」 実はこの文章、咲柔館に通う高校生が自主的に書いてくれた道場の宣伝文なんです。咲柔館の特徴をよく理解しており、文章もうまい。彼の文才は本当に素晴らしいです。ちなみにすでに、ある広告の中で使用さ
7月7日(日)、4名の塾生様が昇級・昇段審査会に参加しました(小学生1名・高校生3名)。咲柔館が審査会で心がけていることは、①自分の力を信じて全力を尽くす②投げられたら潔く受身をとる③勝っても負けても心を込めて礼をする、の3つです。参加された皆さんは、普段とは違う環境、状況で少し緊張されていたようですが、この3つを常に心がけ、怪我なく無事に1日を終えることができました。 審査結果は、2級・1級は全員が合格。初段に挑戦した高校生1名は、審査試合において2ポイントを獲得しまし
6月21日で文武一道塾 咲柔館は4周年を迎えました。柔道場の運営・経営を続けてきた「オリンピック1回分」の期間はとても濃密であり、この仕事をしたからこそ得られた経験や出会いが沢山あったように思います。特にこの1年間は、新型コロナウイルスが5類に移行したということもあり、最初の3年間にはできなかった色々なことに挑戦することもできました。 【1年間で挑戦した主なこと】※詳しくはコラムをご覧ください。 ・「国際生涯柔道セミナー」への参加 ⇩ ・「昇級昇段審査会」への参加 ⇩
7月7日(日)の昇級・昇段審査会まで1ヶ月を切り、今回挑戦される皆さんの稽古にもより一層熱が入ってきました。柔道を始めた当初は1分、長くても2分で行っていた乱取り(実戦練習)も、今では3分になり、寝技も含めた試合に近い状況の稽古も行っています。皆さん、本当に体力がつきました。1級と初段の審査では5試合程度する予定です。それに耐えうるだけの体力をつけると同時に、余計な力を入れないことも心がけなくてはいけません。審査会で、力だけに頼らない理にかなった技や動きを出せるように稽古を
咲柔館には親子で通われている塾生様もいらっしゃいます。親子で柔道をする姿はとても楽しそうです。お互いに、投げても投げられてもずっと笑顔。組み合っているだけで、自然と笑みがこぼれます。きっと、お子さんはお父さんの優しさや愛情を肌で感じたのだと思います。お父様もお子さんの成長を体全体で感じ、とても嬉しそうでした。私もいつの日かこうして息子(2歳)と柔道をしてみたいです。 親子で柔道をやるようになった、興味を持つようになったきっかけはご家庭によって様々です。 「子どもと一緒
「どこでも自然と靴を揃えるようになったんです。」ある保護者様から嬉しいご報告をいただきました。もちろん、こうした習慣は柔道場での教えのみではなく、ご家庭や小学校でのご指導があってこそ身についていると思います。習慣は、色々な人(大人や上級生)の姿を見たり、様々な場面で繰り返し教わりながら身についていきます。その機会の一つとして、柔道場が役立てたことをちょっとだけ誇らしく思っています。 柔道場の「中」での経験を、柔道場の「外」で活かしてほしい。これが私にとって1番の願いです