8/31(木) 大田区基本構想審議会・第2回子ども・福祉部会 めざすべき姿について、委員相互の意見を踏まえながら検討 動画もご覧になれます
8月31日(木)17時〜19時、大田区役所2階会議室にて、新たな #大田区基本構想 について話し合う「#大田区基本構想審議会」は、私の所属する子ども・福祉部会の第2回でした。
審議会本体もそうですが、各専門部会も、開催翌日には、YouTube「#大田区公式チャンネル」に動画がアップされています。今回の動画も、ぜひご覧ください(↓)
https://youtu.be/AFgNyPyai7M
まずは、第1回子ども・福祉部会の振り返り。追加データとして示された、人口関連データが興味深いものでした。
0~4歳(30歳代の親とセットと考えられる)の転出超過数が23区ワーストという状況が、実は2018年から2022年まで5年連続で続いていることがわかりました。
また、転出数だけ見ると23区中3位の人口規模に見合った程度である一方、人口1位の世田谷区や2位の練馬区に比べて転入数が少ないことが、転出超過数ワーストにつながっていることが見て取れました(下記の発言①の中で指摘しました)。
次に、9月11日(月)まで実施されている区民アンケート(#新たな大田区基本構想の策定に向けた区民アンケート)の集計速報。
7月31日時点で、小中学生11,651件、大人(高校生以上)4,069件、合計15,720件の回答があります(うち、夏休み直前に区立小中学校を通じて、小中学生、11,614件、保護者3,418件の回答)。
今回、新たに自由記述欄の速報がありました。ワードクラウドという頻出単語を分析する方法で見たところ、保護者では20・30・40・50代のすべてで「子ども」が最頻出、小中学生では小5・6・中1・2・3のすべてで「公園」が最頻出でした。小中学生では「ボール」も各学年でランキングされており、子どもにとって最も身近な公共課題は、やはり「公園」なのだと納得です。
以上のような情報提供を受け、下記について話し合いました。
(1)分野別の目指すべき姿の取りまとめ
(2)基本目標の構成に関する意見
(3)全体に関する補足意見
私は6回発言しました。
①「子育て」「教育」という分野立てになっているが、「子ども」を主体としてとらえることが重要。#こども基本法 もでき、#子どもの権利 を尊重する動きも出てきており、もともと大田区でも「#こども1000人アンケート」など行ってきたが、子どもの声を聴く、#子どもの区政参加 を進める必要がある。
また、#教育のデジタル化 により、算数や数学で各自に合った問題を出題することができ、先生は子どもを励ます役割になり、子ども一人ひとりを大事にする教育ができる。
②教育は、デジタル化が進むからこそ、#五感を使った体験 が重要になる。海、川、台地などもある大田区の資源を使った様々な体験ができる。町工場の廃材を活用した工作なども行われている。テストで測れない #非認知能力 がいわれるが、デジタルでいろいろな情報を得られて、自分で試して模索することで、クリエイティブな力を育てられる。外国人人口も増える中で多文化も含め、大田区ならではの体験活動が重要である。
③大田区でも若者サポートセンター「#フラットおおた」の利用者を見ても、孤独、孤立を抱えてしまいやすい社会となっている。家族だからこそ、虐待のような難しい問題も起こる。いまの基本構想ができた15年前からの変化を見ると、#こども食堂 のような地域の居場所が増えてきた。地域の第三者の大人だからこそ、冷静に子どもを受け止めることができる面があり、そういった地域の居場所が重要である方向性は変わらないだろう。
④2040年ごろに66歳になっている私にとって、実は「高齢者」が等身大のテーマといえる。高齢者が子どもより多くなっている社会では、仕事にせよ地域活動にせよ、高齢者は様々な役割を担わざるを得ない。いろいろな活動をするうえでは、場所が重要である。区施設が複合化して余裕がなくなっていく分、町会会館、商店街のレンタルスペースなど地域の場所のシェアが重要になってくる。高齢者は公共施設にサービスを受けに行くのではなく、自ら集って地域や子どものための活動をする場所が重要である。
また、#未来のことは掛け算 である。例えば、福祉×イノベーションで、先端技術により障害者が社会参加しやすくなるといったことが重要になる。
⑤大森・調布・蒲田の3地域、特別出張所のある18地区が、お互いを意識しながら切磋琢磨して地域づくりをしてきたのは、大田区の強みといえる。18地区に #地域力推進地区委員会 があり、いまは出張所主導で運営しているが、2040年ごろは住民がより主体になっているかもしれない。大田区は都会なので確信まではもてないが、地方では行政が小さくなる分、住民主体になっていく方向にある。住民がより主体的に関わるからこそ、やりがいや生きがいが生まれてくる面もある。
⑥基本構想はそれなりの分量になるので、将来像の文言を見て、大田区のめざす姿を知る。2008年の基本構想で描いた将来像は、キーワードでいえば、「地域力・国際都市」であり、それを旗印にしてきた。区民と区が共有して、区民もがんばっていこうとなるには、このキーワードが大事になってくる。「子ども」を特出しする場合、このキーワードにも出てくるのか、これから考えていく部分ではあるが、所感として述べておく。
今回は、私もそうですが、他の委員の意見を踏まえながら発言し、互いにかみ合ったよい検討ができたと思います。
#大田区データブック をはじめ、資料は、下記の大田区ホームページでご覧になれます(↓)
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/ota_plan/kihonkousou/shin_kihonkousou/index.html
子ども・福祉部会も含め、専門部会は終了し、次回は第2回審議会が10月8日(日)14時〜17時、大田区役所5階会議室にて開催されます。ぜひ傍聴にお越しください。
また、委員である私まで、ご意見を頂戴できますと幸いです😊
#新たな大田区基本構想の策定
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