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システムエンジニアを目指すことになったきっかけ

このところAIに記事を書いてもらったものを投稿していましたが、今回は自分のことを少し書こうと思います。
私はシステムエンジニアとして働いていますが、システムエンジニアになるきっかけの話です。


私がシステムエンジニアを目指すことになったきっかけは、今振り返るといくつかの重要な出来事が重なった結果です。それらを時系列に沿ってお話ししたいと思います。

初めてのパソコンとの出会い

中学生の頃、いとこの家で初めてパソコンを目にしました。そのとき、いとこが「これがプログラムというものだ」と見せてくれたのですが、正直その内容はまったく理解できませんでした。しかし、プログラムを実行して画面に表示された結果を見たとき、強烈な感動を覚えました。例えるなら、楽譜を見せられても何が書いてあるかわからないけれど、その楽譜に従って演奏された音楽に感動するような感覚でした。

さらに、いとこの説明を聞く中で、「自分の書いた命令がパソコンに動作をさせる」という仕組みを知り、それがどれほど面白いことかを感じました。そのときはまだ漠然とした憧れにすぎませんでしたが、「いつか自分でもこんなことができるようになりたい」と思ったのを覚えています。

いとこの家に遊びに行くたびに、そのパソコンを触らせてもらい、簡単な命令を試してみる機会が増えました。それがどんどん楽しくなり、自分の興味がどこへ向かっているのかを徐々に意識し始めました。

高校時代とパソコンへの興味

高校に入学すると、学校にもパソコンが導入され始めました。私は放課後に職員室に置いてあるパソコンを使わせてもらうようになり、どんどんその魅力に引き込まれていきました。

職員室でのパソコン使用の時間は私にとって特別なものでした。先生に頼み込んで少しでも長く触れる時間を確保し、基本的なプログラムの書き方やパソコンの動作の仕組みを学びました。失敗するたびに悔しく思い、成功すると喜びを感じ、これが自分にとって大きな楽しみになりました。

ちょうどその頃、世間でもパソコンを持つことがちょっとしたブームになっていて(当時はパソコンではなくマイコンと呼んでいました)、私もアルバイトをして安いパソコンを購入しました。家に自分専用のパソコンがあることの喜びは大きく、夜遅くまでプログラミングに熱中する日々が始まりました。家族には正直なところあきられていましたね。それでもやめられないほど夢中でした。

時にはプログラムがうまく動作しないことで何時間も試行錯誤を繰り返すこともありました。エラーを見つけ出し、それを解消できたときの達成感は言葉にできないほどで、それが新たな挑戦をする原動力となっていました。

進路を考えるとき

高校卒業が近づくにつれ、将来の進路を真剣に考えるようになりました。その頃、私が考えたことはこうです。

「このマイコンブームはいずれ落ち着くだろう。しかし、こんなに便利なパソコンは、これから社会でますます活用されるようになるはずだ。その一方で、パソコンの普及によって今までの仕事が奪われていくこともあるだろう。では、自分が選ぶ職業が奪われないためにはどうすれば良いか?」

この問いに対する答えはシンプルでした。

「パソコンに奪われる職ではなく、パソコンを活用する職に就けば良い。そして、パソコンのソフトウェアを作る仕事ならば、需要がなくなることはないはずだ。」

さらに、「どのような業界でもIT技術が必要になる」という未来像が頭に浮かびました。その中で、自分が技術を通じてどのように貢献できるのかを考えることが楽しく、目標がますます明確になっていきました。

その決断を支えたのは、パソコンに対する純粋な興味と、「これからの時代において新しいものを生み出す存在になりたい」という強い思いでした。単なるブームとして終わるのではなく、これを生涯の仕事として取り組む覚悟を固めました。

システムエンジニアの道へ

こうして、私はシステムエンジニアを目指すことを決めました。あのときの感動と熱意を胸に、これまでの道のりを歩んできたことを振り返ると、すべてが必然だったように思えます。

もしもあのとき、いとこの家でパソコンに出会っていなかったら。もしも高校でパソコンに触れる機会がなかったら。こうしてシステムエンジニアとしての人生を歩むこともなかったでしょう。今でも、あの頃の決断は間違っていなかったと確信しています。

また、この道を歩んできたことで、技術を通じて誰かの役に立てるという喜びを知ることができました。それが、システムエンジニアとしての大きなやりがいとなっています。

今振り返ると、システムエンジニアという仕事は単なる職業ではなく、自分の人生そのものに深く関わる選択だったと感じます。これからも新しい技術や知識を吸収し続け、より良い未来を創る手助けができるよう努力を続けていきたいと思っています。

これが、私がシステムエンジニアになることを決めた経緯です。私のこれまでの経験が、同じように進路を悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです。

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