日本伝統文化検定という検定
日本の伝統文化が危機的状況にある中、時事通信社が「日本伝統文化検定(伝検)」を立ち上げたそうだ。
伝統的工芸品産業の従業員数は1980年頃と比べ8割強減少し、過疎高齢化により地方の伝統文化が消滅の危機にある。
伝検は若い世代に伝統文化の価値を伝え、観光業や企業の従業員教育にも活用できる可能性があるということが立ち上げの背景。
伝統文化衰退の背景
伝統文化衰退の背景には、明治維新による武士階級の消滅、戦後の生活様式の変化、学校教育での伝統文化軽視がある。
インバウンド観光客が日本の伝統工芸の良さを再発見
一方、インバウンド観光客の増加により、伝統工芸品に新たな商機が生まれている。中国人観光客の中には、日本に残る中国由来の文化財に強い関心を示す人もいる。
伝検の内容と出題範囲
伝検は3級から1級まであり、8ジャンルにわたる出題範囲を設定。海外在住日本人や海外赴任予定者にも有用とされる。また、2025年のNHK大河ドラマで浮世絵版元の蔦屋重三郎を取り上げることから、浮世絵ブームの可能性も示唆されている。日本の伝統文化は、漫画やアニメに続く新たな文化コンテンツとしての可能性を秘めている。
英語試験はあるのだろうか?
インバウンドが活況で、日本人が忘れた伝統文化をみて、感銘を受け、更に興味が湧き、その精神性にすら興味を持つ方がいる。
どちらかというと外国人のほうがウケが良い?
これは恐らく外国人向けの方がウケが良いんだろうなと思いました。
もちろん、日本人向けにもやればよいと思いますが、日本人がこれを学ぶ場合は、これが仕事になるだとかそういう事に使う事になるのではないかと思いますが、企業内で推進し、かつ、資格だけではなく、それを発信したりする機会も必要なのだろうと思います。
ですが、外国人向けにやってしまうと、外国人がよく知っていて、日本人が自国のことを全く知らない。みたいなことにもなる。
伝統工芸が持続可能な仕事になれば良い
最終的にはここになるのだと思いますが、伝検がその一歩になれば良いと思います。
インバウンドは恐らく暫く続く
日々、訪日外国人や海外ビジネスについて投稿していますが、インバウンドは暫く続くだろうと思います。
下支えしている需要の根源が、底堅いので、少なくとも数年で終わるようなものではないと思います。