読書の機会費用を最低限に抑える工夫

先般、読書の機会費用について述べた。

簡単に繰り返すと、本代が1500円であなたの時給が2000円、本を読む時間が2時間としたら、トータルのコストが5500円ということだ。

2時間働いていたら得られたはずの4000円の収入が、2時間本を読むことで失われる。

機会費用が4000円なので、本代と合わせれば5500円になる。

私はこの機会費用をできる限り少なくすべく、前著「説得の戦略」で「まず・・・に目を通して欲しい」と「まえがき」で書いた。

今回の新著「すぐに結果を出せるすごい集中力」でも、多くの人に当てはまりそうな「Q&A」を最終章においた。

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読者が「自分に当てはまる」というケースがあれば、まずそれを読んでもらうよう「まえがき」でお願いした。

自分に当てはまるケースを読んで問題が解決できれば、本書の機会費用を極限まで低くすることができるからだ。

もちろん、時間があれば他の部分も読んでいただければ幸いだが・・・。

読む速度が遅い人でも、ひとつのケースは10分もあれば十分に読める。

本書で取り上げたケースは以下の通りだ。

1 仕事量が多くて悩んでいる鈴木さんの相談

2 先の目標ばかり気になってしまう佐藤さんの相談

3 意欲的な一方で勉強が続かない渡辺さんの相談

4 子育てとテレワークで時間がない田中さんの相談

5 中学受験に挑む子どもの集中力を高めたい高橋さんの相談

6 自分の完全主義に振り回されている山本さんの相談


内容は他の章と重複している箇所があるが、機会費用を抑えるためには必須と判断した。

自分少しでも当てはまるケースで上手に解決できれば、それで本代は十分回収できる。

弁護士に法律相談をしても、最低30分5500円かかる時代。

本代とあなたの10分間分の時給で問題が解決できたら、とても安価だと思う。

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